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すき. 42 ページ46

*貴方side





(さかたんも順調そうだし、大丈夫っぽいかな〜...)


マネージャーとして、アドバイザーとして部活に入った私は、暇があれば音楽について勉強した。

(元々好きなところが役に立ってよかったけど...)



『...瀬戸くーん、?』



練習している彼のところに声を掛ける。

音があまり聞こえてこないと思っていたら、案の定楽譜とにらめっこしていた。



瀬「あ、姫野!

ちょうどよかった、ここが上手く出来へんねん...」


『見せて?』


そういうと、譜面を指さす瀬戸くん。無意識に顔を近づけた。


瀬「ここなんやけどな...」



顔と顔の距離が近くなって、声が耳元で聞こえた。



(っ...近い)



瀬「姫野、叩ける?
...ていうか、顔真っ赤やけど」



『!?

いや、大丈夫!ちょっとバチ貸して』



楽譜を見ながら、んー、とうなる。

バチを差し出されて受け取った。



スネアとシンバル、バスドラムの音が狭い空間に響く。



『...ここめっちゃ難しいんだね...』


瀬「せやろー?中々出来ひんくて...」



バチを返し、叩き出した瀬戸くんに少しずつアドバイスをする。


練習を始めてわずか10分。



『あ、今の...』


瀬「え、出来たんとちゃう?」



2人で顔を見合わせた。



『やったね瀬戸くん!出来てたよ!完璧だった...!』



どちらからともなく手を上げ、ハイタッチした。



瀬「ほんまにありがとう!まだまだ練習するけどなw」

『うん!頑張ってね!』



そろそろ皆が片付け始める時間だ。

その場を離れようとした時だった。



瀬「姫野、ドラム叩いてるとこ

......かっこよかったで」




やわらかい口調で、にこっとした瀬戸くんの顔に。

不覚にも胸がなった気がした。




『...ありがとう』




私は片付けを始めるため、その場を離れた。

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稀乃(プロフ) - 夜宵さん» コメントありがとうございます!そうなんです、年下組も好きなんですけど、裏千家好きですよ〜! (2017年12月27日 13時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - 作者さん、裏千家好きなんですか!?仲間です!! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 1949129761 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 世界崩壊轟さん» コメントありがとうございます!理想の学校をつくらせていただきました( (2017年11月22日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
世界崩壊轟(プロフ) - センラさんイケメンだし、夢主ちゃんかわいいし、イケメンと美少女しか出てこないなんて、この学校最高かよ。 (2017年11月21日 19時) (レス) id: c47e759a56 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 生にくさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです;; 更新と捉えて大丈夫でしょうか...!笑 頑張ります! (2017年9月24日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稀乃 | 作成日時:2017年5月23日 22時

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