【USSS】転校した先で、恋をしました。【Snr】

すき. 38 ページ42

*貴方side





ま｢それで──...浦島坂田船の4人だね！｣




まふくんがそう言うと、うらたんが｢はーい｣と声を出した。



う｢俺たち4人は、まぁ知ってる通り。

それで、俺らが組んでるユニット、“浦島坂田船”のマネージャーになってもらおうと思って｣



天｢ちなみに他にもユニットがあって、まだどこもマネージャーはいないんだけど...｣


そ｢そうそう。良ければたまーに来てほしいな〜って感じかな〜｣






『......なるほど、』



る｢ついてこれてる？姫野ちゃんw｣





(いやいやパンクしそうですごめんなさい)




たくさんの情報が入ってきすぎて軽く放心状態になっていると、ふいに肩に手が置かれた。




瀬｢まぁ、慣れるまで長いやろうからサポートしていこうや？｣



それは瀬戸くんの手だった。


ちゃんと男の人の手だ、なんて思っていると、その感覚は一瞬で消えた。




ま｢じゃあ...分かれよっか｣



部長のまふくんが言うと、どうやらユニットごとに分かれて別々の部屋に移動しているらしい。



瀬｢ほら、姫野も行くで？｣




そう言われ、前を歩く4人についていった。




────────────────────




坂｢俺ら、第2音楽室で練習してるんよ！｣


う｢そんなこと見れば一発だろうが。

そうじゃなくて...｣


志｢A入ってきてくれて嬉しいわぁ〜可愛いマネージャーほしかってん♡｣



う｢そうでもねぇ！！｣



前で繰り広げられる茶番を見ながら、思わず笑いが出てしまった。



『皆仲いいし楽しそうだね、笑笑』



坂｢楽しいでー？ま、今からAちゃんもその“皆”の中に入るんやけどな！｣




そう言ってにかーっと笑うさかたん。あざとい。



(ちゃんと部員として扱ってくれるの、嬉しいなぁ)



ちょっと嬉しくて、赤くなった頬を抑える。



う｢あ、照れてる。w


じゃあ、俺らの役割？パート教えるね

俺はギターとボーカル、｣


志｢俺はベース、と同じくボーカル｣


坂｢キーボードとボーカル、｣


瀬｢ドラムとボーカル！｣




おぉ、皆演奏しながら歌うのか...



大変だなぁなんて思っていると、




瀬｢あ、じゃあ1曲します？w｣


志｢ええやん！やろうで！｣





......皆が私のために演奏してくれるそうで。

すき. 39 +イラストいただきました。→←イラストいただきました。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す