すき. 3 ページ5
駅を出て、近くの座れる場所まで支えてくれた。
？｢大丈夫です？歩けますか？
とりあえず水買ってくるんでそこで待っとってください｣
そう言われ、朦朧とした意識の中でこくっと頷く。
ぼーっとした頭のまま、気が付けばその人は水を手に持ち、私に差し出していた。
受け取ると、既に少し開けられていたペットボトル。
ありがたい、なんてやっと思うことの出来る意識だが、少し飲むと軽くなった。
『ほ、ホントにすみませんでし...────』
今まで眩暈と頭が回らなかったせいで初めてちゃんとその人を見たが、どう考えても同じ制服だ。
...しかも普通にイケメン...
『...同じ学校の人ですか？？』
そう問うと、その人はびっくりしたように目を見開き、｢えっ｣と声をもらしている。
？｢...俺のことしらんのですか？｣
『...え？？』
ここまで会話をしてきてやっと気付く。
『あっ...
ごめんなさいっ 転校してきて、今日からです...』
そう告げると、納得したような顔をし、にっこりと微笑む。
瀬｢あぁ、そういうことやったんですね。僕は3年の瀬戸って言います。あなたは？？｣
京都訛りの柔らかい声が頭に残る。
...なんだ、同い年じゃないか。
『私は3年、の姫野です』
瀬｢あ、同い年やないですか。敬語外さへん？｣
そうだね、なんて言葉を交わしながらもう一口水を飲む。
瀬｢...ところで、学校へ行く道、こっからどうやって行くか知ってるん？｣
『え？えーっと...
こっから...左？』
瀬｢あかんよ、右やで。じゃ、行こか｣
...転入日早々、初対面の助けてもらった人と一緒に学校へ行くことになりました。
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稀乃(プロフ) - 夜宵さん» コメントありがとうございます！そうなんです、年下組も好きなんですけど、裏千家好きですよ〜！ (2017年12月27日 13時) (
レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - 作者さん、裏千家好きなんですか！？仲間です！！ (2017年12月25日 11時) (レス) id: 1949129761 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 世界崩壊轟さん» コメントありがとうございます！理想の学校をつくらせていただきました( (2017年11月22日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
世界崩壊轟(プロフ) - センラさんイケメンだし、夢主ちゃんかわいいし、イケメンと美少女しか出てこないなんて、この学校最高かよ。 (2017年11月21日 19時) (レス) id: c47e759a56 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 生にくさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです；； 更新と捉えて大丈夫でしょうか...！笑 頑張ります！ (2017年9月24日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀乃 | 作成日時：2017年5月23日 22時
