【USSS】転校した先で、恋をしました。【Snr】

すき. 31 *瀬戸side ページ34

*瀬戸side





揺られる満員電車の中。



俺は今誰と隣にいるのかって





...多分一目惚れした人。






電車も同じで、朝から一緒におれるとか...結構幸せやない？






そんな人と今、体が密着する寸前。






すると、急に顔を歪めて袖を顔の前にもっていった姫野。






(ん？なんや...)





ふと、鼻にツンとする感覚。



なるほど、そっち香水の匂いキツそうやなぁ...





とか思っていると、急に電車が揺れた。






貴｢ぉわっ｣





声が聞こえたと思ったら、ぴったりくっついている俺と姫野の体。





『ぅわ、姫野 大丈夫？』






(いやまって俺が大丈夫やないわ)





密着した体。姫野の手が俺の制服をきゅっと掴んでいるのが目に入り、思わず顔を隠したくなる。





(ほんまに、心臓持たんねんて...)






貴｢！？ ご、ごめん大丈夫！///｣






ごめん、明らかに大丈夫やないよな。←






『いやいや、ええよ〜



...ていうか、姫野戻れんやん それ』






貴｢...ハイ｣





貴｢ごめん、もうちょっとこれでいい...？｣





『ええよええよ



姫野もこっちの方がいろいろと助かるやろ(小声』






もうちょっとこのままでいいよ。





...あわよくば、ずっとこのままがいい、、なんて








(──口が裂けても言えんけど)

すき. 32→←すき. 30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す