【USSS】転校した先で、恋をしました。【Snr】

すき. 20 *瀬戸side ページ22

(委員会決めか〜...)







委員会決め。そう、これは今の俺にとっては何もできない活動。







皆が黒板の前に行くのを横目に、席に座っていた。








(...あ、姫野や)







背の高い奴に紛れて、小さい姫野が目立つ。









...あれ、なんで俺、目で追いかけてるんやっけ。









.







志｢A〜！！｣








姫野は志麻くんと話している。



どうやら、毎回立候補が少ない広報委員の勧誘らしい。









志｢あんな、俺、Aの声すごい綺麗やと思うねん。｣









(お。志麻くん姫野好きなんか？)








なんて、聞き耳を立てながらニヤニヤする俺は、周りから見たら危ない奴なのだろう。








かと言って座っている間ずっと無表情なのもどうかと思うが、とりあえず皆が席に座り始めたので至って平静を保つ。









広報委員は志麻くんと姫野だけで被ることなく、すんなりと決定した。








右をちらっと見ると笑いあっている2人。









(見るのも面白くなってきそうやなぁ)









俺はすっと晴れない心に気が付かなかった。









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“姫野の隣におりたいのは、俺やのに”

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