【USSS】転校した先で、恋をしました。【Snr】

すき. 11 *瀬戸side ページ13

“敬語はのけて...な？”









彼女はかなり謙虚なのか、たまに敬語が抜けていない。







これから仲良く出来るといいんやけど...









俺は自分の教室に荷物を置いた後、始業式の最終確認や準備をするために、体育館へ向かった。









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『先生ー！』








担任｢お、瀬戸？？どうした｣








『今日たまたま転校生に会って。




学年始めの学活、校内案内とかにさせていただけませんか？』









担任は｢あーそっか！｣などと呟きながら、ぐっと満面の笑みで親指を立てる。









(...この教師、どっか抜けてるんよなぁ)









『ありがとうございます』









そう言い、あっと再び担任に話す。









『──これら知らなかった体(てい)にして、俺にお願いしてくださいっ』









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担任｢...お前ら知り合いだったのか...？




まぁいいや。瀬戸、お前学校案内とかよろしく｣









瀬｢了解でーす




そんじゃ、行くでっ姫野｣









(この教師、使える時は使えるぞ...())









ちゃんと伝わっていたようで良かった。






担任はまるで本当に何も知らなかったのように淡々と話す。









...本当は普通に覚えてなかっただけやったりして。









それにしても姫野の顔立ちの良さ。









まるで名前の通り、──お姫様のような。









なんて、転校生のカワイイ子に恋するとかよくある話。









(新しいメンバーで、新しい学年のスタート...か)









想像しただけで、顔のニヤつきがおさまらなかった。

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