その顔は、私だけに見せて？

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テミンside








TM「あーっこっちこっち！」

JI「おー、悪い」

TM「ほんっと！相変わらずの遅刻魔だね！笑」

JI「だから悪いって」

TM「このマンゴーパフェで手を打つよ」

JI「ったく、変わんねーな、テミナ 笑」





コートを脱ぎながら店員にパフェとチキンを頼むジョンイナ。


最後に会った時から少し痩せたみたいだ。




JI「改めて、久しぶり」

TM「あ、うん。元気してた？」

JI「んー、ぼちぼちかな。テミナは？」

TM「相変わらずクリーニング屋手伝ってるよ〜」

JI「ははっ、今度頼みに行くわ」

TM「あ〜、母さんが喜ぶよ 笑」






セットしてない長めのサラサラな前髪から覗く優しい目。

片方だけ上がる口角。

柔らかな雰囲気。





何一つ変わってない。

変わってないのに。






ねぇ、俺ずっと待ってるんだよ



ジョンイナから言いだす事。




.



ーーー




.






ジョンインside









テミナから久しぶりの電話がかかってきた。





"金曜日暇なんだけどさ、久しぶりに会わない？"





思えば大学を卒業して一回会ったきりだ。





"やった！じゃあいつものとこで！"




最近連絡とってなかったから純粋に嬉しい。




"じゃー金曜日ね！ばいばーい"









黒かった髪が金髪になってて、
端整な顔立ちをしたテミナにはすごくよく似合ってる。



弧を描く魅力的な目。

まあるく上がる頰。

優しい雰囲気。






美味しそうにパフェを頬張る姿は全然変わらない。







中学からずっと一緒にいて、いつも俺の味方でいてくれたテミナ。









.....言わなきゃ









「「あのさ」」





TM「あ、ごめん、いいよ」

JI「いや、テミナ先言って」

TM「いいよ、くだらない事だし」









JI「.....あのさ




俺、Aと別れた」









テミナは驚かなかった。


ただ悲しい目で俺を見てた。









俺は









何か、間違えたのかな

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