【原神】私は私じゃない《第一章》 (ページ30)

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.モラページ30

アンジェラ(公子がお世話になってるだろうし、お金だすかぁ…)

アンジェラ「あの、すいません私がお金を出しましょうか」

鍾離「君は…」

アンジェラ「突然失礼しました私は…

　ファデュイの者です先日はお世話になりました」

璃月でタルタリヤが事を起こした時の話を聞いた事を思い出す

タルタリヤは鍾離に世話になったそうだ

鍾離「公子殿の部下か」

アンジェラ「モラにお困りのようでしたので、私が代わりに支払います」

鍾離「ほう、ありがたいが大丈夫だ公子殿の知り合いだとはいえ俺は君とは初対面だモラを借りるのは良くない」

アンジェラ「ですが、私たち(ファデュイ)はあなたにお世話になりました感謝の気持ちも兼ねて払います」

そういいアンジェラは財布を開ける

アンジェラ「あ」

店主/鍾離「？」

アンジェラ「ごめんなさい…モラが足りないです」

自分で助け舟を出しておいて自ら沈めてしまうとは
情けなくなった

先刻、群玉閣にて解放してもらうために払ったお金が原因で全く持っていなかったのを忘れていた

アンジェラ「ごめんなさい」

鍾離「気持ちだけで十分だ、それに忘れてしまった俺が悪いんだ店主殿この壺はまた今度買いに来る」

アンジェラと鍾離が店を離れようとした時

「あっはははははは、あはははははは！」

鍾離「公子殿」
アンジェラ「公子様？！」

タルタリヤ「面白すぎる、2人してお金を持ち歩いてないなんて」

アンジェラたちの様子は終始、この男に見られていたようだ

アンジェラ「公子様、璃月にお戻りになられていたんですね」

タルタリヤ「やめてよその喋り方、今はプライベートなんだから」

アンジェラ「はぁ」

タルタリヤ「アンジェラがお金を持ち歩かないなんて槍でも降るんじゃない？」

アンジェラ「タルタリヤのせいなんだから！あなたが以前璃月で暴れたのが原因で謂わゆる職質的なのを受けてお金を吸い取られたのよﾌﾝ!」

といい、アンジェラは頬を膨らませる

アンジェラは少し怒っているのだがタルタリヤは何故か嬉しそうだ

タルタリヤ「はは、ごめんごめん」

アンジェラ「じゃあ、鍾離さんの代わりに支払って」

タルタリヤ「なんでそうなる」