【原神】私は私じゃない《第一章》 (ページ11)

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.危機ページ11

あのあと、何人か別れて出口を捜索することになった

夜蘭「アンジェラ、着いてきて」

一斗「なら、忍、お前は恩人と一緒にいろ、俺様は旅人とパイモンを連れて行く」

すると各自散らばり探し始めた

アンジェラは言われた通り夜蘭についてきたのだが

主(な、なんか、気まずい)

一切喋らずにスタスタと前をいってしまう夜蘭
すると突然止まった

夜蘭「ここまで来れば、聞かれることはないわ」

夜蘭はアンジェラに詰め寄った

自然とアンジェラは後退りしてしまう

『ドンッ』

壁にぶつかると同時に、夜蘭が私の顔横に手を置くと

夜蘭「… あなた一体何者？」

主「え？」

夜蘭「あなた、どうして層岩巨淵にいたのかしら」

夜蘭はアンジェラを見た時からずっと警戒していたのだ

主「どう、したんですか、」

夜蘭「惚けないでちょうだい、私は総務司璃月在住の人間は全員把握してるわそれに層岩巨淵は冒険者なら教会から危険区域だと知らされているはずよこんなところにわざわざ来ないわ」

主「そんなことないわ、私層岩巨淵で取れる素材集めてたの
　素材くらい誰だってここに取りに来」

夜蘭「へぇ？冒険者教会は今層岩巨淵の立ち入り禁止を命じているはずよ」

主「え」(やばい嘘がバレた)

夜蘭「私に嘘は通じないわ

　あなた今は神の目を持っていないようだけれど
　持っているわよね?

　邪眼」

主「？！」

アンジェラは急いで腰回りに手を当てる

主(どこにも邪眼なんてみえてないじゃない…

　あ！)

夜蘭「ふふふ
　まんまと引っかかったわねそんなもの最初から見えてないわあなたファデュイの者のようね」

主「ッ！(しまった…こんな手に引っかかるとは)」

アンジェラはあまり前線に立つことはなく、こういった策略にハマりやすい

夜蘭「無言は、肯定と同じよ」