出会いは突然に (ページ1)

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はあ、今日も疲れた

いつも周りの目線を気にしてばっかり

気疲れが耐えない

友達に嫌われないように

嫌われたらハブられて、居場所がなくなる

今日も友達の機嫌を伺いながら作り笑いをする

歩きながら

上を見上げて澄んだ空を見つめながら歩く

曲がり角に差し掛かった時

ドン！

？「うわ！！ごめんね！

あ、やばい」

帽子を深くかぶり、マスクをしたスラッとした男性がぶつかってきた

YOU「大丈夫です」

その場を通り過ぎようとした時

手首を掴まれて塀に抑えられた

？「シーッ」

その人は口元に手を当てて私に静かにするようにジェスチャーをした

YOU「ちょっと、何なんですか？」

辺りを見回す彼

いかにも怪しい

しばらくすると

「どこに行ったの？」

「あっち行ってみよ！」

数名の女の子たちが私達のいる道のすぐ脇を通り過ぎた

「ふう、ごめんね」

YOU「あの、何なんですか？」

？「ちょっとね今逃げてて」

誰から？

何なのこの人

怖い

「あ！！いた！」

「きゃー！！」

？「やっば見つかった」

YOU「へ？わっちょっと」

？「一緒に逃げよう」

彼に手を引かれて私も一緒に全速力で走り出す

「なにあの女！」

「待てー！！！！」

数名の女の子たちが私達を追いかけてくる

凄く怖くて思いっきり走る私

それとは対照的に笑いながら走る彼

？「はは！逃げろ～！！」

楽しそうな彼につられて私も少し笑う

思いっきり走ったことなんて久しぶり

路地裏に入った私たちは無事に女の子たちを巻いた

YOU「はぁはぁ、」

？「あ～楽しかった」

YOU「どこが、」

？「わ、ごめんね？さっきの子達俺のファンなんだ」

ファン？何者？

？「俺、BTSっていうアイドルグループのメンバーなんだけど知ってる？」

今私の周りの子達がカッコイイって騒いでるあのグループ？

YOU「まあ、少しだけ」

？「じぇい、じゃなくって、チョン・ホソクよろしく

それと、巻き込んでごめんね」

YOU「本物ですか？」

？「うんw これも何かの縁だから家督交換しない？」

YOU「あ、はい」

何かの縁って、私無理矢理巻き込まれたんだけど、、

仕方なく交換した

JH「多分もういないから俺行くね」

アイドルだもんね

JH「後で家督する！」

そう言い残して行ってしまった