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Aside
ぱっと目覚めると背中が柔らかいものに包まれているのを感じる。
首を横に振って辺りを見渡そうとするが到底見えはしない。
しかし、このベットの感触はきっと医務室だろう。
私はさっきあったことを思い出す。
みんなに悪いことをしたなぁと思い起き上がろうとすると
足がなにかに当たった。
きっと誰かがベットに突っ伏して寝ているのだろう。
私は誰なのかをすぐに考える。
……大先生だ。
大先生しかいない。
『大先生？』
優しく、ゆっくりと声をかけると足元にいる人から
うーん、という唸り声が聞こえてきた。
ut「……Aちゃ、起きたんか、」
口元がおぼつかないようで噛み噛みの日本語で私に話しかけてくる。
『おはよ、大先生。今日はごめんね、迷惑かけちゃって』
ut「別にいいんやで、でもな、話があんねん。」
話？私何か悪いことしたかな、と考える。
考えていると大先生が口を開いた。
ut「Aちゃん、なんやねん、これ。」
そう言って私に向けてきたのは……紙？
ピラピラと音が鳴っている。
ut「これはシャオちゃんの、こっちはシッマ、そしてゾム、……ロボロのまであるやんか。」
『あっちゃぁ、見られたんか。』
ﾃﾍｯ、というポーズをすると
軽く頭をコツンとされた。
ut「……こんなん、Aちゃん出来へんやろ。」
『機械に読み上げてもらったら割とできるんやで。』
ドヤ顔をする。
大先生は今きっと怒っているであろう。
ut「なんでひきうけたんや、悪口言われとるやつのやん。」
『……やったら、こんな扱い終わると思ってた。』
ut「Aちゃん、自分の書類もしっかりやっとるのに、毎回水かけられたりして、」
ut「嫌じゃないんか?!僕やったら嫌やわ、」
大先生は私に向かって叫ぶ。
私はゆっくりと微笑んで
『いいんだよ。私が望んだことなんだから。』
そう言った。
大先生心底驚いたような顔をしていたが
私が『部屋に戻りたい』と言うと
部屋まで着いてきてくれた。
『ありがと、大先生。』
ut「つらくなったらいつでも来てな。」
『んふ、ありがと。』
その言葉が嬉しくて仕方がなかった。
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黄緑 - あの、最後まで読んだんですけど、めちゃくちゃ泣きました。辛すぎる... (2021年2月15日 15時) (
レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - samさん» いや、描いて頂きたいです……！私は飛んで喜びます。 (2019年8月24日 23時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
sam - あっ…絵描きたいけど画力がないマン (2019年8月24日 19時) (レス) id: 1ba9267271 (このIDを非表示/違反報告)
暇人8号(プロフ) - にこさん» これがガム？そっか……ガムレベルMAXなんですね分かります (2019年8月3日 2時) (レス) id: 5041486242 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 暇人8号さん» そこら辺にこびりついているガムです。 (2019年8月3日 1時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がんてつ | 作成日時：2019年5月25日 0時
