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Aside
10分程してみんなが集まった。
私は今、ペ神と大先生に挟まれて座っている。
sn「Aちゃん、取ってあげるよ。」
こういう時のペ神はとても素敵だ。
両サイドにいる2人は私の秘密がみんなにバレないように
私のことをサポートしてくれている。
『ありがと、なんでもいいよ。』
sha「なーなーペ神。そんなやつほっとけばええやん。」
シャオちゃんが言う。
仕方ないか、私は何も出来ない、無能なんだから。
『ペ神、私のことはいいよ。自分でやる、みんなとお話しててええよ。』
sn「でっ、でも！」
sha「何お前いじめられとるやつみたいな立場になっとんねん。」
sha「お前が悪いんに被害者ぶんなや」
『ごめんね、シャオちゃん。』
ut「おまっ、その言い方はないやろ！Aちゃんに謝れや！」
sha「なんやねん！こいつが悪いんやん！大先生までどうしたんや！」
私のせいで、みんなが言い合いになっている。
私のせいで、食堂の空気が悪くなっている。
“私のせいで”
『ごめん、みんな言い合いせんとって。』
『私部屋に戻るけん、みんなも楽しくおしゃべりしてな。』
kn「お前がおらんかったらこんなことならんかったんやで。」
そうだね、私がいたせいでこうなった。
tn「仕事もせんやつに与える飯があるほど余裕ないねん、」
ごめんね、私が食べなければ余裕ができるね。
rb「なんでお前まだ軍におるんや、おらんくなったら大先生も正気に戻る。」
ﾊﾞﾝｯ
ut「いい加減にせぇよお前ら！」
ut「Aちゃんのことなんも知らんのにそんなこと言うなや！」
sha「はぁ？何言って gr「うるさい。」……え？」
gr「お前らが突っかかるのが悪いんだろ。自覚しろ。」
sha「でも！」
tn「なんであんなやつ軍に置いとくんや。捨てたら平和になるで。」
捨てる……？
gr「あとで飯は持っていく。Aは自室に戻っておけ。」
捨てる、すてる、ステル……
『嫌っ、嫌やっ、捨てられるんは、みんな、』
ut「Aちゃん！どうしたんや!!」
『捨てないで、いな、くならない、で、私、1人嫌や、いや、やぁっ、』
捨てられると思うと、何故か心がキュッとなった。
目の見えない真っ暗な世界にひとりぼっちな気がして。
ut「大丈夫やで、グルちゃんはそんなことせえへん。」
大先生に抱きしめられて
背中をポンポンと叩かれる。
gr「仲間を捨てるほど、馬鹿じゃないぞ、俺は。」
特有のバリトンボイスが聞こえ、安心して
私は意識を手放した。
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黄緑 - あの、最後まで読んだんですけど、めちゃくちゃ泣きました。辛すぎる... (2021年2月15日 15時) (
レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - samさん» いや、描いて頂きたいです……！私は飛んで喜びます。 (2019年8月24日 23時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
sam - あっ…絵描きたいけど画力がないマン (2019年8月24日 19時) (レス) id: 1ba9267271 (このIDを非表示/違反報告)
暇人8号(プロフ) - にこさん» これがガム？そっか……ガムレベルMAXなんですね分かります (2019年8月3日 2時) (レス) id: 5041486242 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 暇人8号さん» そこら辺にこびりついているガムです。 (2019年8月3日 1時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がんてつ | 作成日時：2019年5月25日 0時
