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グルッペンside
Aが死んでから、1年がたった。
今となってはとても静かになった幹部棟には
幹部達の姿は見当たらなくなっていた。
gr「とうとうお前まで俺を置いて言ってしまうんだな、“トントン”」
最後までそばにいた私の右腕も
みんなの死に絶えきれず亡くなってしまった。
gr「なぁ、俺もそっちに行っていいか……？」
gr「お前たちがいない世界で、どう生きろって言うんだよ……っ！」
Aが死んで、みんなが続々と死んでいった。
俺は1人、暗闇に残されてしまった。
みんなが囲んでいる墓の真ん中に立つ。
12の墓がいっせいに俺のことを見つめた。
gr「……早く来いよって、迎え入れてくれているのか？」
gr「それとも、お前まで、逃げるのかって、馬鹿に、してるのか……？」
みんなの姿はないはずなのに
みんなが俺を冷たい目で見つめているような気がして。
gr「俺は、なんだったんだろうか。」
gr「仲間を全員失って、なんて馬鹿な総統なんだろうか。」
自分の情けなさに腹が立って、
笑ってしまう。
ｺﾞｸﾘ
瓶の中に入った液体は、俺のことを一瞬で楽にさせてくれる。
だんだんと意識が暗転してきた。
あぁ、そう言えば、トントンから見つからないように隠していた
あのお菓子だって、今じゃもう無駄じゃないか。
ゾムへの新しい武器だって、
ひとらんへのバラの種だって、
オスマンへの紅茶だって、
ロボロへのヘッドホンだって、
コネシマへのサッカーボールだって、
シャオロンへの新しい豚バッチだって、
ショッピくんへのヘルメットだって、
大先生へのネクタイだって、
エミさんへの新しい本だって、
しんぺいへの帯だって、
Aへの、ネックレスだって、
全部、全部。
gr「来世では、幸せに、」
完全に意識が、途切れた。
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黄緑 - あの、最後まで読んだんですけど、めちゃくちゃ泣きました。辛すぎる... (2021年2月15日 15時) (
レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - samさん» いや、描いて頂きたいです……！私は飛んで喜びます。 (2019年8月24日 23時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
sam - あっ…絵描きたいけど画力がないマン (2019年8月24日 19時) (レス) id: 1ba9267271 (このIDを非表示/違反報告)
暇人8号(プロフ) - にこさん» これがガム？そっか……ガムレベルMAXなんですね分かります (2019年8月3日 2時) (レス) id: 5041486242 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 暇人8号さん» そこら辺にこびりついているガムです。 (2019年8月3日 1時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がんてつ | 作成日時：2019年5月25日 0時
