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言葉。 ページ22

みんなに向かってその“言葉”を吐き、
外に向かって走り出す。

途中鬱先生にあって

鬱「走ったら危ないで」

って言われたけど、無視した。

もうここには、いられないと思った。

素早く自分の部屋に入り、
身支度を済ませ、また、外に出ようとした。


が。

手の上にぽたぽたと水が落ちてきて。
雨漏りかと思ったけど、ちがくて。

私は、泣いていた。

悲しくなんて無いはずだ。
私は彼らのことを、きっと、きっと……

『信用……してないんだから……』

意を決して扉を開き、
スタスタと廊下を歩く。

今まで人と関わって、ろくにいい事がなく、
離れても、支障が出ないという感じだったし、
悲しくなんてなかった。

なのに、なんで……こんなに……

『悲しいんだよっ、バカっ!!!』

涙を止めるように顔を服の袖で強く擦る。

『なんで泣いてんだよ、自分から突き放したのに、
1番私が彼らを必要としていたってことかよっ!
そんなの、そんなの……そんなの……』

1人、廊下に蹲る。
どうしようもないじゃないか。

『なんで、こんなこと、しちゃったんだよ……』

??「おい、A。」

いつもより低い、聞きなれたバリトンボイスが私の後ろで聞こえる。

グル「お前は、そんなに、俺達のことが信用出来なかったのか?」
〈自分から言っておいて何故そこにまだいるんだ。〉

それは、それは、

グル「どこが悪かったのか、教えてくれ。」
〈お前はもう、俺達の前にいてはいけない分際なんだよ。〉

ごめんなさい、本当に、

グル「みんなお前が大好きなんだ。」
〈みんなお前なんか大嫌いだ〉

やめて、それ以上は

グル「A……!帰ってきてくれ!」
〈消え失せろ、そして、二度と俺たちの前に姿を見せるな。〉

『ごめんなさ……ごめん、な、さぃ、本当に、許して、』

グル「どうしたんだ……?」
〈その汚い言葉を聞きたくないんだよ、黙れ〉

『あぁ、あ、あぅぁ…いゃ、ゃめァあああ“あ”!!!』

私はそのまま意識を手放した。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
作者です!
意味がわからなかった方に解説を↓
まず、〈〉で書かれている文章は
Aさんの幻聴という設定です。
グルッペンさんの言葉が、Aさんには
そう聞こえていたんですね
まぁ、こんな感じですね。あと、
前出てきた、_______________のところですが、
そこには【信用していないん】が入ります!
良かったら見直してみてね!

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作品ジャンル:恋愛
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minoricatolarys(プロフ) - 続編をぜひ!下さい!主人公ちゃんが無双して皆んなびっくり!とか面白そうですね… (2019年5月25日 20時) (レス) id: 337a6e484a (このIDを非表示/違反報告)
歌奈/レイ - 続編ですか…私は見たいです…! (2019年5月25日 9時) (レス) id: 3c38dcb0f2 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - なべさんさん» ありがとうございます!か、可愛い……?!とても嬉しいお言葉です!これからもよろしくお願いします♪ (2019年5月4日 22時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - うさまるさん» リクエストありがとうございます!しっかりとやらせていただきます、気長にお待ちください♪ (2019年5月4日 22時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 歌奈/レイさん» リクエストと、コメ返の時の提案、ありがとうございます!とても役に立ちました!これからもよろしくお願いします♪ (2019年5月4日 22時) (レス) id: fa9b3e534e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:がんてつ | 作成日時:2019年2月10日 19時

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