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お店に着いて、適当な物を注文すると山田が口を開いた。
山「で、次の企画どーする?」
有「あぁ…その事なんだけど…さ……。」
山「???」
頑張れ、俺。
今言わなきゃ絶対後悔するぞ。
有「実は、企画考案の為にお前を飯に誘った訳じゃないんだ。」
山「え…?どういう…こと……?」
有「いきなりでびっくりすると思うけど聞いて欲しい。俺は山田が好きだ。恋愛感情的な意味で。いつも一生懸命仕事してるとことか、人一倍努力してるとことか、ほんとに大好きで、山田と一緒に仕事出来るのすげぇ嬉しかった。だから俺と…付き合ってくれませんか……?」
山「え………。」
少しの沈黙が流れた。
あぁやっぱり嫌われちゃったかな、と思った俺はその沈黙に耐えられなかった。
有「ご…ごめん……。びっくりしたよな…。普通に考えて嫌だよな、俺…男だし……。」
山「……よ?」
有「え……?」
山「嬉しかったよ……?大ちゃんが俺の事好きだって言ってくれて。俺もずっと大ちゃんのこと好きだったから。」
有「え……じゃあ………。」
山「ッでも………。俺と一緒に居ても大ちゃんは幸せになれないよ……。もっと素敵な人見つけて幸せになって?俺なんかじゃなくて、大ちゃんがちゃんと幸せになれる人……。」
有「何言ってんの?俺は山田じゃなきゃ嫌だ。山田と一緒に居られれば俺はそれで幸せ。俺がお前もちゃんと幸せにするから。」
山「ほんと……に……?」
有「当たり前だろ?」
この時山田は、どれだけ俺の事を考えてくれていたのだろう。
俺の発言がどれだけ山田を苦しめていたのだろう。
山「じゃッ……じゃあ…お願い……します……。」
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ゆゆ(プロフ) - 愛ingJUMPさん» ありがとうございます!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: e63eabe0a0 (このIDを非表示/違反報告)
愛ingJUMP(プロフ) - ゆゆさん» 全然大丈夫ですよ!どういたしまして!応援し続けます! (2020年4月21日 22時) (レス) id: 821ef3672a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 愛ingJUMPさん» お返事遅くなってしまい申し訳ございません。嬉しいお言葉ありがとうございます!!自分なりに精一杯書かせていただきますのでこれからも応援の程よろしくお願い致します。 (2020年4月21日 21時) (レス) id: e63eabe0a0 (このIDを非表示/違反報告)
愛ingJUMP(プロフ) - ゆゆさん» Twitterの方から飛んできました!! このお話とても面白いです!更新頑張ってください! (2020年4月18日 13時) (レス) id: 821ef3672a (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - やまたかさん» ほんとにありがとうございますm(_ _)m (2020年3月19日 22時) (レス) id: e63eabe0a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆゆ | 作成日時:2020年3月4日 11時