六話 ページ7
さて、もうすぐインハイ前の合宿が始まる。
こんな不気味な状況の中、合宿をするかどうか迷っていた武田先生だけど、部員の強い要望により、とりあえず合宿は行われることになった。
今日はそのための買い出しを武田先生ときている。
体育館のことは烏養コーチと清水先輩にお任せした。
『先生、車ありがとうございます！助かります』
武「いえいえとんでもない。むしろいつもありがとう！藤咲さんが入ってきてくれて、清水さんも喜んでるよ！」
『本当ですか？それならよかったです！
でもあと一人くらい、マネージャー欲しいですね！そしたら余裕持ってお仕事できるし。
これから・・・烏野が強くなるためには絶対に必要です！』
武「あはは！そうだね。音駒との練習試合もあるし。影山くんと日向くんのコンビもいい風吹かせてるし。これからどんどん変わって行くだろうね」
武田先生とのこれからの烏野ビジョンを語りながら、食料や生活必需品を買いまくった。
先生も烏野排球部にかける思いはすごく熱い。なんだか聞いてるこっちが恥ずかしくなるような、ポエミーなこと言ってたけど、それなりに会話が楽しかった。
買い出しが終わったあとはもう暗くなっていた。
学校に近い田舎道を走っていると、遠くの方でまたあの例の声が聞こえていた。
武「怖いですねー」
『正体不明が一番怖いですよね。一体なんなんでしょうあれ』
武「・・・鬼だって言ったら信じますか？」
『・・・へ？？』
突然武田先生の空気が変わる。運転している先生の顔を見ると、冗談を言っているようには見えなかった
『鬼って、桃太郎に出てくる鬼・・ですか？』
武「いいや、そういう鬼ではなく、外見は人のような鬼です。
僕・・・あまりのうるささに一度家を出て様子を見に言ったんです。そうしたら、見てしまった。
目が真っ赤で、よだれを垂らし、唸っていた爪の長い女の人を」
『っえ？？』
武「その女の人は僕を認識して、襲いかかってきたんですが、、謎の男の人に僕は助けられたんです。男は、すぐに女の人を捕獲して、肩にかついで屋根を走って行きました。夢だと思いたかったです。でも・・・あれは夢ではなかった」
『・・・そ、そんな鬼なんて・・』
先生が冗談を言うようには見えない。
もしこの話が夢ではなくて、現実なら・・・この地域には変な生物、、というか鬼が、、いるってこと？？
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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ？ (2020年8月29日 8時) (
レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか？なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります！ありがとうございます！ (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます！！ (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：総陽♪ | 作成日時：2020年4月5日 13時
