二十六話 ページ27
.
.
.
岩「烏野って、どのテーピング使ってるんだ?」
ズラーっと並ぶ色々な種類のテーピングの前に、私と岩泉さんは立っていた。
この店は、種類が豊富で、非常に助かっている。
『基本はこれですね』
特別高くなく、かといって安くないもの。
こだわりはないけど、東峰先輩と月島がよく使うから必然的にこの製品に統一された。
岩「お!同じだな。これ、使うと他の使えねーんだよな」
『へえそうなんですね。あ、でも私的にこれもよかったですよ?』
隣に並んでいる少し高めのテーピング。だいぶ前、私が使っていたもの
岩「お前が使ってたのか?」
『中学はバレー部でしたので』
岩「へえ。どこ中?」
『白鳥沢です』
岩「っは!?まじ!?!?!?まさかレギュラーじゃねえよな?ポジションは?」
『レギュラーでしたよ。副キャプテンだったし。ポジションはWSです。身長小さいですが』
岩「うっそだろ!?!?なんで烏野行ったんだよ。それもマネージャーって!もったいねえ!」
『もうプレーはいいかなーって』
岩「それ、烏野の奴ら知ってんのか?」
『バレーしてたことは知ってると思いますよ。でも中学は知らないはずです』
岩「まじかよ」
こんなに驚かれるとは思っていなかった。というか、初めて中学のこと話したかも。
それも他校の人。まあ、別にウチでわざわざ中学名だすことはなかったし。
『ま、だからこそ白鳥沢がどれだけレベル高いかは知っているつもりです。もちろん青城も。
だけど、烏野が勝てる確率は決して0じゃないですからね?油断はしないでください』
テーピングを複数手に取り、買い物かごに入れる。
岩「油断なんてしてねーよ。影山と10番に圧倒されたしな。だが・・・」
及川さんのように、あからさまな敵意は向けてこない岩泉さん。でも、力のこもった声で
言った
全国行くのは俺たちだ
.
.
.
及「Aちゃんって藤咲神社の子だよね?北川第一の校区にギリ入ってたっしょ?」
『はい、まあ』
及「じゃあ俺たち送って行くよ」
『え!?いや、いいですよ!』
確かに神社は北川第一の校区だけど、本当に端っこだ。山の麓だし。
金「最近物騒だろ?俺たちと帰った方がいいんじゃないか?」
『いつも普通に帰ってるよ!大丈夫!むしろ私を送ってるとみなさんの帰り遅くなるよ?』
岩「別にそんな変わんねーよ」
『えええ!!』
456人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時