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二十三話 ページ24

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予選まであと少し。
烏養コーチの練習も厳しくなり、全員の気が日に日に引き締まる。


私と清水先輩は別にバレーをしているわけではない。だけど、その空気に飲まれこちらまで顔を強張らせながら仕事をしている


清「Aちゃん、手どうしたの?」

絆創膏だらけの手を凝視し、口を開いた清水先輩。


『ああ、これ。うちの神社のお守りを作ってて、荒れちゃいました』


清「そうだったの!ごめんね、さっき水仕事頼んじゃって」


『いえいえ!絆創膏のおかげで痛くもなんもないし、気にしないでください!』

清「でも、一つ一つ手作りなんて。大変じゃない?」

『まあ、大変です。でも。藤の花を丁寧に入れていかなきゃならないし、心を込めて作るので仕方ないんです』


そう、お守り作りの中で一番大変なのは、乾燥させた藤の花を詰めていくこと。これがなかなかめんどくさい。

そのせいで、さらに匂いが纏わりつくし今日なんてクラスメイトの仁花達から指摘されたし。

まあ、変な匂いではないからいいけど、これ以上に匂いが強くなるのは如何なものか。



清「手間がかかってるからこそ、地域に愛される神社なんだろうね」


『うう!先輩眩しい!!』


ニコッと笑う先輩に心を撃ち抜かれ、地面に沈む。
最近、田中先輩と西谷先輩の気持ちが痛いほどわかりすぎて辛い


私はこの人に一生ついていきたい



菅「清水〜、A!すまん!新品の予備のテーピングにスポドリこぼした!!」


西「潔子さん、Aすんません!!」



体育館の隅で申し訳なさそうにこちらを見ながら頭を下げる二人。

菅原先輩の手にあるテーピングが、確かに水が滴ってるのが遠くから見てもわかる。


『あらら!私今から買ってきます!』

清「え、いいの?」

『もちろんです!確か、部室に残り少しですがテーピングあるので、お二人のことは任せました!』

清「ありがとうAちゃん。でも、スポーツ用品店まで行ってここに帰ってくると遅くなるから、そのまま直帰の方がいいかも。夜危ないし」

『確かに、そうですね!じゃあ、そのまま直帰させていただきます!!』

清「本当にありがとう、助かる」


『いえいえ!では、行ってきます!また明日!
キャプテン達にはよろしくお伝えください!』









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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時

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