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臣が連れて来てくれたのはレンガ調の一軒家風レストラン。
オレンジ色の温かいライトが灯る店内は落ち着いた雰囲気で大人のデートな感じ。
向かい合って座る臣はスーツの上着を空いてる椅子に掛けて、ベストの下のネクタイをグッと緩めた。
首もとのボタンを外したあと、ウエイターさんが運んできた水を一口含んだ。
その全ての所作が男の人なのに美しく見えて、しばらく眺めてた。
ネクタイを緩めるのもボタンを外すのも、臣がするからカッコよくって。
何をしていても胸がいちいちときめいてしょうがない。
「お前と二人で飯なんか来んの初めてだよな？」
「……ですね。いつもみんな居ますから。」
言われてみれば、臣と外に食事に出るなんて今までに一度もなかった。
会うのは決まってホテルの１３１２号室だから。
「なに食うか……Aはなに食いたいの？」
「えっと……ピザもいいし。あ、ウニのクリームパスタも美味しそう。」
「どっちも頼めば？」
「でも私そんなに食べれないし……」
「誰も一人で食えなんて言ってないけど？二人で半分こすればいいだろ？」
「あ、そういうことか！でも……課長ウニ大丈夫ですか？」
「全然いけますよ？」
「…良かった。じゃあウニのクリームパスタとー……ピザは課長の好きな物にしましょっか？何がいいですか？」
「……苦手な物は？」
「んー……あ、アンチョビはちょっと……」
「じゃあシーフードは？」
「…大好きです！」
��決まりだな��って微笑んだ臣はウエイターさんに向かって手を上げて、注文を全部伝えてくれた。
ウエイターさんから見たら私たちは普通に恋人同士に見えてるのかな……。
素敵な彼氏だなって思ってたりするのかな……。
なんだかデートをしてるみたいで、嬉しくていつもより笑顔でいる自分が少し恥ずかしい。
私すごく乙女な顔をしてる気がする。
「……お手洗いに行ってきます。」
パスタとピザを分け合って食べて、それでも満腹になるほどの量に大満足。
トイレで洗面台に映る私の顔は頬が上がってて、美味しいお料理と臣とのデートを味わえたことで幸せそう。
またどこかに行けたらいいな。
臣とふたりきりで。
この後はどうするの？……心の片隅でわずかに期待しつつお手洗いを出た私を
「……Aさん」
予想もしていなかった展開が待っていた。
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mxxchqn(プロフ) - 大好きです！頑張ってください(*ﾟ▽ﾟ*) (2018年12月1日 1時) (
レス) id: 448d83b4a9 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - omikoさん» コメントありがとうございます。2章が始まりました。ぜひ読みに来てくださいね。まだまだこれからです(^^) (2018年9月7日 16時) (レス) id: b2014868ec (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - あゆはさん» あゆはさん初めまして。コメントありがとうございます。タイトルまで気に入っていただけて感激です。岩ちゃんグイグイ来てますからね〜次は何を仕掛けてくるのかな？また2章も読みに来てくださいね。 (2018年9月7日 16時) (レス) id: b2014868ec (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - atokさん» atokさんはそうだろうなぁと予想してました(^^)隆二をお楽しみに！ (2018年9月7日 16時) (レス) id: b2014868ec (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - あいさん» 初めまして。コメントありがとうございます。2章もぜひ読みに来てくださいね。まだまだ楽しんでもらえるように頑張ります。 (2018年9月7日 16時) (レス) id: b2014868ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるみ
| 作成日時：2018年7月15日 22時
