20 ページ37
.
「ちゃんと掴まっててよ？」
「うん、大丈夫。」
「道案内して。」
「この道真っ直ぐで、二個目の信号を左！」
隆二くんの自転車の後ろに立って、肩に手を乗せた。
気持ちが伝わったら、さっきまでの最悪な気分はどこかに消えて。
今はすごく、すごく幸せ。
「明日もバイト？」
「ううん、休み。」
「じゃあ学校終わったらデートだなぁ。」
��なんか食いに行く？どっか行く？あっ、俺んち来る？��
嬉しそうな声で話す隆二くんを背中から見ていたら、無性に抱きつきたくなって。
ぎゅっと抱きついた。
隆二くん、大好き。
「せんぱーい、そんなんされたら色々と限界なんだけど。」
「なにが限界なの？」
「だから、もっと触りたくなんじゃん。」
「……我慢しなきゃいいじゃん。」
「なにその余裕。この状況でどうやって触んだよ。」
「おあずけだね、隆二。」
「うわー、うぜぇー。」
隆二くんと帰る夜道。
二人で笑って楽しくて。
いつまでも一緒にいたいなって思う。
私の青春は隆二くんで埋め尽くされていく。
Ｆin
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 490人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆まぁ☆(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませて頂いています(*^^)他の作品も全部ステキですが,こちらの続きも楽しみにしています(*^^) (2019年3月10日 0時) (
レス) id: 0222ecc7f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くるみ
| 作成日時：2018年6月30日 10時
