Final episode 2 ページ22
卒業式を終えて各クラスに戻ると、教卓の前に松村先生が立っている。この光景を見るのも今日が最後なんだな。
松村「このクラスを2年間持って様々な視点からお前らを見ることが出来た。たくさん成長させられたこの2年間はとても良い経験になった。本当にありがとう。これからお前らは高校よりも広い世界に羽ばたいていくわけだけど、社会はそれ以上に大きいからな。絶対忘れんなよ。」
「「「はい！」」」
松村「………あんまり長く話しても悪いからもう終わるぞ？最後に、卒業おめでとう。頑張れよ。」
松村「あ、植田。」
「はい！」
松村「あいつらがお前にメッセージ言いたいんだって。」
「本当ですか？(笑)」
松村「らしい。」
「行きます！」
松村「じゃあ中学教員室行くから。ったく、あいつらから頼んどいてなんでこっちが行かなきゃなんねーんだよ。」
「らしくていいじゃないですか。(笑)」
松村「どんなイメージ抱いてんだよ。」
「そのまんまです。」
松村「5分ぐらいで終わるから。」
「はい。」
松村「あいつらのことだから、1人5分以上喋りそうだけどな。」
「想像つきますね(笑)」
松村「ま、俺がストップさせるから。」
「いいですよ。(笑)」
暫く歩くと、久しぶりに来た中学教員室に到着した。田中先生がいなくなってからは多分一度も来てないんじゃ……？
松村「じゃあ呼んでくるからちょっと待ってて？」
「はい。」
なんか久しぶりだな。当たり前だけど前来たときとは、全然変わっていない。教員室前の机の上には、見る感じ不安定そうな社会のノートが。そしてそのノートの上には
"まだチェックしてません。"
と松村先生の字で書かれたものが。そっか、松村先生今年は中3も教えてるんだっけ。
"バサバサッ"
案の定、不安定だったノートは床に散乱。しかも結構派手目に。
「二分割じゃなくて三分割ぐらいにして置けば良いのに。(笑)」
そう言いながら私はノートを拾い始めた。それと同時に私は3年前のことを思い出した。
「田中先生と初めて会ったのもノートがきっかけか………(笑)また後ろから来ちゃったりして(笑)」
⁇「あーごめんごめん！ノート落ちた？」
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卓佳(プロフ) - さくらさん» 数あるお話の中から、この作品をお読み頂きありがとうございます！とても嬉しいです！一気読みも小説の醍醐味ですからね(笑)はい、楽しみにお待ち下さい！ (2020年6月9日 17時) (
レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 昨日このお話を見つけて（遅くてすいません）一気に読みました。番外編も楽しみにしています。 (2020年6月9日 9時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
卓佳(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます………！こんなにも喜んでいただけて、嬉しすぎます！！！書き甲斐があります！時間は開くかもしれませんが、番外編は書かさせて頂きます、暫くお待ち下さい！本当にありがとうございます！！ (2020年6月9日 2時) (レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - このお話が大好きすぎて終わって欲しくないです。番外編とっても楽しみにしています！それぞれの想いが交差するこの感情がもどかしいぐらいです^_^何話でも続けて頂きたいぐらい大好きです！とにかく、作者様にこの気持ちを伝えたくて・・・もうファンです！！ (2020年6月9日 2時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
卓佳(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございますぅぅぅ！嬉し過ぎて涙が出そうです(笑)これからももっと感情移入して楽しんで読んで頂けると幸いです！ (2020年5月17日 14時) (レス) id: 2d83bd1f70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卓佳 | 作成日時：2020年5月17日 11時
