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「あの先輩、万次郎の元カノさんですか……??」






『え??』






突然、目の前に現れた可愛い子に思わず
息を飲んでしまった。






白い肌、細い手足、輝いた瞳、高めのツインテール。


まさに、女の子の中の女の子だった。






「あのぉ、話、聞いてます?先輩。」






女の子は1歩前に出て、私の顔を覗き込んできた。






あまりにも可愛く、見とれていたのでボーッとしていたが、
可愛い顔が目の前にきたので、意識がパッと戻ってきた。



こんな可愛い子に直視されるなんてどういう状況?!






『ご、ごめん。えっと……私が万次郎の元カノですが………。』






「へぇ〜。先輩が??」






女の子は私をじっと見つめるとボソッと
「顔普通、胸デカイだけじゃん」
と、言ってきた。






んーー。気のせいだよね??






こんな可愛い子がそんなこと言うわけない。多分。





「私、2年の、"万 次 郎 の 今 カ ノ"、伊織です」






『わ、私は3年の巳待A。宜しく、ね?』






万次郎、もう新しい彼女出来たんだ………。







って!!何考えてんだバカ!!






万次郎のことはもう忘れたはず……。






「先輩、万次郎のこと名前で呼んでいいのは今カノの伊織だけですよ。
図々しいですね、元カノさんは。」






伊織ちゃんの言う、一言一言が
私の心にグサリと刺ささる。



結構毒舌なのね………。






まぁ、確かに元カノの分際でっ!!て、なるよね……。






「それじゃ、もうお会いしないことを祈ります!」






『え、あ?はい。』






そう言って伊織ちゃんは走って行った。



一体、なんだったのだろうか………。




それにしてもまだズキズキ痛むなぁ………。

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作者名:呉羽 | 作成日時:2021年11月4日 22時

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