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いやいや、なんて？
本当に見当から外れた返答では人は固まるものである。
あっけに取られるAをよそに東堂は続ける。
「お前、アイドルの高田ちゃんは知っているな？」
「あー...すいません、アイドルには詳しくなくって」
途端に不機嫌そうに曲がる眉を見て真依の言った通りだとAは思った。運悪く遭遇した同学年はその度ぶつくさ言ってこちらに八つ当たりしたのである。
「あのゴリラ」だの「ドルオタ」だの「高田ちゃん」だの。高田ちゃん。そういや聞いたことがある。
「高身長アイドル？でしたっけ」
「そうだ、そしてお前の身長が大体それくらいだ。俺は思ったんだ、同じくらいのやつと抱き合えば高田ちゃんとの抱擁を擬似体験できるとな」
「いや、絶対無理ですって！」
「やってみんとわからんだろ。つべこべいうな、ほら」
そう言ってムキムキの腕組みを解くと現れたのはムキムキの胸板である。
おいうそだろ。
おれ今からあれに挟まれんのか！？
「さあ！こい！」
東堂がこちらに一歩踏み出した瞬間、Aは逃げた。
明らか話を聞いてくれるような状態じゃない。あの場に止まれば何がなんでも抱きつかれていたに違いない。
しかし東堂が諦める訳もなく、後ろから怒鳴り声が飛んできた。
「殴るでもなく逃げるとは退屈なやつだな！！！なにも何度もする訳じゃない、一回でいいんだ！」
一回でも嫌だ！絶対に嫌だ！！
幸いここは校舎の中。すばしっこく逃げ回れば相手は追いつけないだろう。あの巨躯じゃ俺の方が素早いだろうし、捕まることはなさそうだ。
そしてこの事は忘れよう、早く布団にもぐって寝よう！
共同部屋から二年のフロアへ逃げ込めば勝算が見えてきた。
ある程度巻けたと思う。
この角を曲がれば自室だ、もう大丈夫、追ってくる気配はない＿＿＿
「
「はぁ！？なんで前に、ギャァアアアア！！」
突如廊下の端に置いていた机が筋肉にかわり、Aに抱きついてきたのだった。
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る ー あ ー - 更新待ってます!! (1月8日 20時) (
レス) id: d59f1a159a (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月19日 13時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 春駒さん» そうなんですね！安心しました！そちらの方でもいいねとフォローさせていただきますね！！ (2021年6月22日 12時) (レス) id: 15308338fd (このIDを非表示/違反報告)
春駒(プロフ) - リアさん» はい、同一人物です。実はpixivの方に移行しようと思いまして、題名と名前を変えていたのでややこしかったですよね。お騒がせしてしまって申し訳ないです。ご報告ありがとうございました！ (2021年6月22日 0時) (レス) id: db12751af0 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - pixivに同じもの載ってたんですけど同一人物ですか！もし違ったなら報告をと思いまして、、、 (2021年6月22日 0時) (レス) id: 15308338fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春駒 | 作成日時：2021年6月4日 1時
