22 極 ページ24
「…あの、Aさん、起きてください…」
「ん、…あぁ、カナヲちゃん。おはよう」
むくりと起き上がり、時間を確認する。
時計は夕刻を指し、窓には橙色の太陽が沈みかかっていた。
「…カナヲちゃん、途中起こさなかったよね…」
おそるおそるきくと、コクコクと嬉しそうな顔で頷く。
「じゃあ、達成したんだ！！やった！」
「…！」
カナヲちゃんと手を取り合って歓声を上げれば、「他の患者さんもいるんです、静かにしてください！」と怒号が飛んでくる。
「アオイちゃん！やった！やったよー！！」
「私も見張ってたんだから知ってます！」
ピシャリと叱られたがアオイちゃんもどことなく嬉しそうな顔をしていた。
蝶屋敷にきて一週間目の夜だった。
「うふふ、うちの子達の太刀筋も中々でしょう」
「はい…すさまじかったです。」
布団一枚挟んでも威力が衰えない太刀は、木刀にでもすり替えられたのではと疑うほどだった。
布団がなかったらどうなっていたことか、考えるだけでも恐ろしい。
あのあと睡眠中の常中は続行できましたよ！と報告すれば一度計ってみましょうと微笑まれ、現在に至る。
「これで肺の強さがわかるんですよ」
そう言って棚の中のひょうたんを次々に並べていく。
普段使っている小さいものから誰が使うんだろうと思われる大きいものまで。ざっと五種類はあるだろうか。
そして一番大きなものをこちらに手渡してきた。
「これを吹いてみてください」
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春駒(プロフ) - b0t1s26さん» 悲鳴嶼さん推しがいっぱい…！！嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: db12751af0 (このIDを非表示/違反報告)
b0t1s26(プロフ) - ひめじまさん推しなので嬉しいです！更新楽しみに待ってます！ (2020年4月5日 23時) (レス) id: ee722d4776 (このIDを非表示/違反報告)
春駒(プロフ) - ツカサさん» 悲鳴嶼さん格好いいですよね…！！更新頑張ります！ (2020年4月5日 11時) (レス) id: db12751af0 (このIDを非表示/違反報告)
ツカサ(プロフ) - ひめじまさん大好きなので、めちゃんこ好きです……！文才も分けて欲しいくらい！最高です！応援してます。 (2020年4月5日 6時) (レス) id: f3ba525ade (このIDを非表示/違反報告)
春駒(プロフ) - もむさん» 誤字脱字のご確認ありがとうございました！早速直します！ (2020年3月30日 23時) (レス) id: db12751af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春駒 | 作成日時：2020年2月11日 16時
