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「流星ー、」
家に入って、部屋のドアを開けながら
望がそう言って
ドキッ、と 心臓が大きく動いた。
どうしよう、どんな顔したらいいんだろう
何て言ったらいいんだろう
………って、なんでそんなこと考えてるんだろ。
思わず、手に汗をかいちゃいそうなくらい
変に緊張したまま、望の後に続いて部屋に入ると
「あれ？おらんやん、」
部屋には、誰もいなかった。
でも、カーテンが開けっ放しになっていて
「あ、なんや。タバコ吸ってんのか、」
私も、望と同じことを思った。
…………禁煙、してないじゃん
『やめるわ』って、言ったくせに。
「A？」
「え？……あ、なに？」
「ずっと立ったままやから。座りーや。笑」
「……うん。」
なんとなく、ソファのところは避けて
そこから１番遠いところに座ると
ガラッ、と 音がして
『外寒いわあー、………えっ、？』
１ヶ月ぶりに見た、私を悩ませている原因の人
「Aな、終電逃してもーてん」
『あ、そうなん？』
「ごめんやけど、こいつも泊まるわ。」
『いや、別に俺はええけど…』
お風呂上がりなのか、黒い髪の毛が少し濡れてて
ぺったんこになっていて
ちょっと、だぼっとしたグレーのスウェットを着てる
『Aちゃん、久しぶりやなあー？』
なにその、他人行儀なかんじ
いや、他人だけど。
「………久しぶり、」
私がそう返すと、にこっと笑って
『髪乾かしてくるわー』と、部屋を出て行った。
.
……………………殺意。
なんなの、え？ほんとに、なんなの？
そこまで普通に接することができるなんて
逆にすごいわ、もうここまできたら尊敬します。
タバコを吸って戻ってきて、私を見つけて
ほんの一瞬だけ、びっくりして目をまん丸にしてたけど
…………あの、一瞬すぎやしませんか？
そんなに普通にできるもんなの？
「なあ、」
「………なに。」
「眉間にシワ寄ってんで。笑」
「寄ってない。」
「可愛い顔が台無しやでー」
「うるさい」
おい、お前の友だち ( 失格 )どうなってんの？
どんな神経してんの？
ふざけるな。
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みー - なんか泣けてきちゃって、いいお話ですね。もう素晴らしいです！！！ (2019年7月19日 0時) (
レス) id: bc5c2d2761 (このIDを非表示/違反報告)
スミレ(プロフ) - ゆんさん» お返事が遅くなってしまい、すみません(T_T)ああ、なんて有難いお言葉…そしてお気遣いまで……もう感謝しかありません。しかと承りました！！！またその時はよろしくお願いします(^^)！ほんまに感謝です。ありがとうございます！ (2017年4月10日 5時) (レス) id: 982782de36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の流星と主人公が大好きなので、番外編とかその後のお話とか読んでみたいです！もしお時間や余力があればご検討ください☆他の作品も楽しませてもらっています。 (2017年4月5日 12時) (レス) id: e6fe33609f (このIDを非表示/違反報告)
スミレ(プロフ) - わきゃなさん» お返事遅くなってごめんなさい(T_T)楽しみにして頂いていたんですね、嬉しすぎます。ドンピシャ！ということは…私と願望が同じですね！嬉しい！笑 超いい。は、最高の褒め言葉です。ほんまに！笑 この作品と出逢って下さり最後までお付き合い頂き、本当に感謝です！！ (2017年4月4日 1時) (レス) id: 982782de36 (このIDを非表示/違反報告)
わきゃな(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう、めっちゃ、やばかったです( ；∀；)占ツク開くたびに楽しみにしてました( ；∀；) 流星くんにのほーんと振り回されたい願望とかその他もろもろドンピシャでした！もう！超、いいっ！！！( ；∀；)笑 これからも頑張ってください！！ (2017年3月31日 2時) (レス) id: c860a16563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スミレ
| 作成日時：2017年3月10日 20時
