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「ああーーー!見てるこっちがしんどいーー!!」
と、照史くんは大きな声で言うと
そのままバタン、と後ろに大の字になって
倒れてしまった
そして、手足をジタバタさせながら
「じれったいーー!!……あ、ここ人ん家や。」
と、我に返って 「ごめん。笑」と 起き上がった
「う〜ん、……何から言ったらええんやろ…」
「…………」
「まず、淳太くんがAちゃんのこと嫌いになるとか、絶っっっ対ないから!」
「でも、」
「絶対ない!100%ない!俺が保証したる。」
真剣な顔で、自分の胸をどんっ!と叩きながら
照史くんがそう言ってくれて、また泣きそうになる
「ほんで、Aちゃんが淳太くんのこと大好きなんも、よーーーー分かった!」
「……うん、」
「そんなん分かっててんけどさ、何か今回は…てか、2人ってケンカとかしたことなかったやん?」
「…………うん、」
「やから、俺もどうしたらええんやろ。って、さすがに焦ってもーて…」
「…………」
「それにさ、もう、淳太くんの落ち込みようがハンパなくて……凄まじいねん。ほんま。笑」
照史くんがそんなに言うくらい、
傷付けてしまったんだよね
…………ごめんね、淳太くん。ごめんね
「淳太くんな、Aちゃんのこと大好きやねん」
「…………」
「 " 大好きすぎて怖いわ "って、いつも言うてるし」
「…………」
「Aちゃんと別れてからもずっと、" 俺はAのことしか好きちゃうねん " って、彼女もおらんかったし。めっちゃ頑なに拒否っててん。笑」
「………え、?」
「いや、ほんまやで!?ほんまに!信じられへんやろ?笑」
「…………」
「ほら、あの人ピュアやから。一途すぎるから。笑」
あの日、『元カレ?』って聞かれて
『そんな訳ないか。笑』って、すぐに
笑って誤魔化そうとした、淳太くんの顔が浮かんだ
「俺さ、Aちゃんに " 淳太くんってこんなに嫉妬深かったっけ? " って聞かれた時、」
「…………」
「あんまり、深く考えてへんくて」
「…………」
「Aちゃんの前で、そういうとこ見せてへんかってんなあ…って、今になって分かって」
「…………」
「ごめんな?……俺、淳太くんの相方失格やわ…」
また、私も、照史くんも
お互いに泣き出しそうなのを、必死に堪えた
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ゆみ(プロフ) - 私黄色ジャス民なんですが、もう淳太くんが可愛くて可愛くて溜まりませんでした!!兄組尊いし好きだしキュンキュンするし、もう大好きです!!これからもお話楽しみにしています!頑張ってください♪ (2018年4月20日 23時) (レス) id: 8229b42ff8 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - ドキドキキュンキュンしながら読ませてもらいました!これからもがんばってください! (2018年4月9日 22時) (レス) id: 00432fd625 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - 楽しかったです!これからも頑張ってください。 (2017年7月15日 18時) (レス) id: 78c85f2f85 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - 初めまして。この小説、始めて読ませて頂きました。…とっても楽しいです♪…これからも頑張ってください! (2017年4月21日 11時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
スミレ(プロフ) - 優子さん» はじめまして!なんと嬉しいお言葉…ありがとうございます(T_T)この続きの番外編の淳太くんと、リボン結びという淳太くんのおはなしを今は連載しています!機会があれば是非(^^)この作品と出逢って頂き、本当に感謝です。ありがとうございます!! (2017年4月21日 10時) (レス) id: 982782de36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スミレ | 作成日時:2017年3月6日 23時