Sucker for you(フレッド＆ジョージ) ページ8
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その日の朝食の席がいつもより活気があるのは、今日がクィディッチの試合だからだ。
フレッドとジョージの間に座るAは、珍しく自分のお皿よりも2人の食べる量を気にしている。
｢ジョージだめよ、そんなにバター塗ったら消化に悪いわ！試合中にお腹痛くなったらどうするの？｣
｢なぁ、落ち着けよ｣
｢フレッドもよく噛んで食べっ･･･んっ｣
落ち着きないAの口にちぎったパンを詰め込んで、フレッドは無理やり黙らせた。
｢俺達はいつも通りに食べて、いつも通り動く！それだけ｣
｢そうそう！久しぶりにAが観に来てくれるんだから張り切らないと!!｣
｢間違っても良いとこ見せようとして変なことしないでよね｣
｢おはよう、アンジェリーナ！｣
後ろからの声に振り返って、Aは口の中のパンを飲み込んでからアンジェリーナに挨拶をする。
騒ぎ以来アンジェリーナとは打ち解け、友好的な関係を築いていた。
｢アンジェリーナも頑張ってね、応援してるわ！｣
｢ありがとう、ハッフルパフには負けないから｣
手を振って先に広間を出ていくアンジェリーナを見送ったあとに、やけにニヤついている双子の視線にAは首をかしげる。
｢･･･何よ｣
｢いやぁ、Aにお友達が増えてよかったなぁ、って｣
｢失礼ね、私だって友達くらいいるわよ｣
ニヤケ顔のジョージの脇を小突いてから、Aはお皿の中のブロッコリーをフォークで刺したところで突然大きな声を出して、斜め前に座るハーマイオニーに勢いよく声をかけた。
｢ハーマイオニー!!｣
｢ど、どうしたの!?｣
｢図書室！図書室に行かなくちゃ！｣
｢どうして!?｣
｢ひみ･･･とにかく！私思い出したの！そうよ！読んだのよ！｣
勢いよく立ち上がったAの手首をフレッドは思わず掴んで引き止める。
｢おい、秘密の部屋を調べるのはやめろって｣
｢･･･秘密の部屋なんて言ってないじゃない｣
｢顔に書いてあるぞ｣
Aは嘘をつくのが苦手なのか、フレッドと合わす目の視線が泳ぐのが自分でも分かった。
｢危ないことに首をつっこむな、マグル生まれが狙われるって分かってるのか？｣
｢マグル生まれなら私だけじゃなくて、他にもいっぱいいるわ｣
｢ああ言えばこう言う･･･｣
｢大丈夫！図書室だし、ハーマイオニーも一緒だわ。試合もちゃんと間に合うようにする！｣
ね？と首を傾げてもフレッドに掴まれた力は緩まない。
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しらたまコ(プロフ) - ももさん» すごく嬉しいお言葉ありがとうございます😭💓ですよね！ハッピーエンドがいいですよね😂きっとそうなります！ (2021年10月31日 19時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - フレッド夢はあまり見ないので楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです🥰できれば、ハッピーエンド希望です😢 (2021年10月24日 22時) (レス) id: b1f2f46f6f (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます！フレッド夢って数少ないんですか…!?今のところ週1更新の予定なので…待ってていただければ嬉しいです！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 数少ないフレッドの夢小説の中でもめちゃめちゃ好きです、、 続きが楽しみです (2021年10月18日 0時) (レス) @page3 id: 532f7d93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年10月17日 20時
