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その手がシャツの裾をめくって侵入してくると、直に肌に触れてきたフレッドの指先に驚いてAが体を跳ねさせる。
そこで我に返ったように、フレッドは慌てて体を離した。
｢ごめん、調子に乗った｣
フレッドは近くにあったバスケットと新しいバスタオルを掴むと、Aが何かを言おうとする前にその手に握らせる。
｢脱いだら全部その籠に入れとけ、乾かしとくから｣
｢乾かす？乾燥機でもあるの？｣
｢乾燥機？｣
すっかりAもさっきまでの雰囲気を無くしたように、首を傾げるフレッドを見る。
Aの言うそれがマグルの機械だと理解したフレッドは頷いた。
｢やることは同じかもな。生活魔法のひとつさ、母さんの見て覚えた｣
｢あぁ、なるほど｣
｢早くしろよ、夕飯始まるぞ｣
見られたくないものをローブに包むようにして隠して入れると、Aは手短にシャワーを終わらせてカーテンの隙間からバスケットを引き寄せて自分の服を確認した。
｢洗い立ての匂いがする!!｣
感動しながら勢いよくシャワーカーテンを引いて登場したAに、思わずフレッドは笑ったが時計を確認して夕食の時間をすでに過ぎていることに気づき2人は慌てて外へ出た。
屋根のある道を通って広間までたどり着くと、フレッドがグリフィンドールではなくハッフルパフのテーブルに向かうのを見てAはセドリックのローブを持っていないことを思い出す。
あっ、と小さく声が出たのはフレッドがセドリックに話しかけ始めたからと、その手に忘れたと思っていたローブがあったからだ。
セドリックの耳元に何かを言ったフレッドがAの元へ戻って来る時には、セドリックに預けていた教科書の入った鞄を持っていた。
｢はい、忘れ物｣
｢ありがとう。ローブも私忘れて来たと思ってた｣
｢代わりに礼も言っといたぜ｣
｢優しいのね｣
セドリックに対して普段あまりいい態度を取らないフレッドを褒めるように言うと、その表情の口端が上がるのを見てAは勘づく。
きっと余計なことを言ったのだろうな、と。
｢遅かったじゃない！｣
｢Aが夕飯に遅れるなんて何かあったかと思ったよ｣
｢ハリー、それじゃAが食い意地はってるみたいだ｣
｢ロン、お前の言い方も同じだろ｣
グリフィンドールのテーブルに着いて、先に食べ始めていたハーマイオニー、ハリー、ロン、ジョージが順番に喋る。
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しらたまコ(プロフ) - ももさん» すごく嬉しいお言葉ありがとうございます😭💓ですよね！ハッピーエンドがいいですよね😂きっとそうなります！ (2021年10月31日 19時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - フレッド夢はあまり見ないので楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです🥰できれば、ハッピーエンド希望です😢 (2021年10月24日 22時) (レス) id: b1f2f46f6f (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます！フレッド夢って数少ないんですか…!?今のところ週1更新の予定なので…待ってていただければ嬉しいです！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 数少ないフレッドの夢小説の中でもめちゃめちゃ好きです、、 続きが楽しみです (2021年10月18日 0時) (レス) @page3 id: 532f7d93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年10月17日 20時
