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｢本当はお茶でも誘おうかと思ったんだけど、無理そうだから｣
セドリックが動かした視線の先をAも振り返ると、面白くなさそうな顔のフレッドが腕を組んでこちらを見ていた。
｢じゃあまた、自習室で会おう｣
｢えぇ、また｣
フレッドに向かって軽く手をあげてからセドリックは書店を出て行く。
瞬時にフレッドに回り込まれて、Aは悪いことをしてもいないのに責められている気がしてムッとした顔になった。
｢何よ｣
｢どうしてセドリック・ディゴリーと知り合いなんだ｣
お互いが機嫌の悪そうな声になる。
店内で言い争うのも嫌なので、Aが外へ出るとフレッドもそれについてきた。
｢クィディッチも観に来ないAがどうしてセドリック・ディゴリーと知り合いなんだ？｣
さっきよりもキツいフレッドの口調にAは眉間に皺を寄せてその顔を見上げる。
｢自習室でよく会ってて、仲良くなったの。たまに勉強を教えてもらう勉強友達よ、分かった？｣
｢どうせディゴリーから声かけられたんだろ｣
｢それの何がいけないの｣
｢俺にあのセドリック・ディゴリーと戦えって言うのか!?｣
大問題だと言うようにフレッドがリアクションをとるので、Aはポカンとした顔をしてしまう。
何を言ってるのか分からない、という顔のAにフレッドは思わずため息をついた。
｢学校でいちばんモテる奴だぞ!?｣
｢だから？･･･もしかして妬いてる？｣
｢そうだよ！俺が女でもあんな顔の良い男に言い寄られたら･･･｣
｢フレッドっ!!｣
勢いよくフレッドの腕に抱きついて、Aはその腕に頭を擦り付ける。
フレッドには悪い気もするが、嫉妬してくれているというその気持ちが嬉しかった。
｢バカね、そんな心配いらないのに｣
｢だってさぁ･･･｣
じゃれて来るAの態度にフレッドの怒りもどこかへ行き、拗ねるようにして口をとがらせる。
｢私が好きなのはフレッドよ、もし告白されたとしてもお断りするわ｣
｢その�爐發鍬瓩�怖い･･･｣
｢じゃあ一緒に勉強しましょ、そしたら大丈夫だわ！｣
｢いやぁ･･･それは･･･やめとこうかな｣
漏れ鍋に帰り着く頃にはフレッドの機嫌もすっかりなおり、扉の前でAの方からキスをねだるといつもよりも長めにされた。
｢5回に1回くらいなら一緒に勉強してもいい｣
強制的な自習以外に立ち寄らないフレッドにしてみれば頑張った提案にAは大笑いの後に頷いた。
20211105
Avril Lavigne
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しらたまコ(プロフ) - ももさん» すごく嬉しいお言葉ありがとうございます😭💓ですよね！ハッピーエンドがいいですよね😂きっとそうなります！ (2021年10月31日 19時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - フレッド夢はあまり見ないので楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです🥰できれば、ハッピーエンド希望です😢 (2021年10月24日 22時) (レス) id: b1f2f46f6f (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます！フレッド夢って数少ないんですか…!?今のところ週1更新の予定なので…待ってていただければ嬉しいです！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 数少ないフレッドの夢小説の中でもめちゃめちゃ好きです、、 続きが楽しみです (2021年10月18日 0時) (レス) @page3 id: 532f7d93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年10月17日 20時
