Call Me ページ18
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プリベット通りの7番地。
その中でも一際大きな門と外壁が並ぶ豪邸がAの家だ。
｢えー、フレッドくんたち結局遊びに来ないの？｣
自宅のプールサイドで優雅に午後を過ごすAの母、ミーシャはひどく残念そうな声を出した。
｢エジプトから帰ってきたらロンドンに泊まるんだって｣
｢私達も行きましょうか｣
日刊予言者新聞の一面を飾るウィーズリー家の写真を見ながら、閃いたかのようにミーシャは言ったがAは緩やかに首を降った。
｢ママが言ったら冗談に聞こえない｣
｢本気よ？｣
｢知ってる。そりゃあ行きたいけど･･･パパまだいじけてる｣
｢ふふっ、そりゃあ可愛い娘のキスシーンなんか見たらしょうがないわよねぇ｣
｢タイミング悪いのよ、パパ｣
｢それを言えばフレッドくんもよ｣
ミーシャは思い出して笑い出す。
それは夏休みに入って1週間が過ぎた頃、フレッドからかかってきた電話のことだった。
Aの夏休みに合わせて束の間の休暇を取っていた父のトニーが、その電話に出てしまったのだ。
｢パパったら自分がフレッドと話して切っちゃうんだもん｣
それもAが留守中の出来事だったため、知ったのは次の日にフレッドから届いたフクロウ便だった。
Aはすぐに返事を出して、トニーが仕事で家を空ける日を教えてもう一度電話してくれるように頼んだが、ちょうどウィーズリー家の旅行の出発の日と重なったのでこの夏休みは手紙でしかやり取りが出来ていない。
｢今日帰ってくるんでしょう？会いに行けばいいのに｣
｢パパも今日帰ってくるの知ってて言ってるでしょ｣
｢そろそろ反抗期に入って家出でもしてみたらいいじゃない｣
｢ママ！｣
親らしくない発言にAは呆れた。
たまに母親の自由奔放さについていけないことがある。
｢私のおかげであなたもノーランもしっかりした子に育ったのよねぇ｣
能天気に笑うミーシャにAはもう一度溜め息をついて、プールに足を入れた。
｢はぁ、あと1週間後にはお前達もまた学校に戻っていくのか｣
｢父さん、僕は明後日だよ｣
｢兄さんそんなに早く戻るの？｣
｢家にいてもたいしてする事ないからね｣
夕食の席で家族団欒をしながら、ものすごく残念そうにトニーはワインを仰る。
子ども達の休暇に合わせてミーシャは完全にオフにしていたし、トニーも半分は家族のために時間を作った。
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しらたまコ(プロフ) - ももさん» すごく嬉しいお言葉ありがとうございます😭💓ですよね！ハッピーエンドがいいですよね😂きっとそうなります！ (2021年10月31日 19時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - フレッド夢はあまり見ないので楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです🥰できれば、ハッピーエンド希望です😢 (2021年10月24日 22時) (レス) id: b1f2f46f6f (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます！フレッド夢って数少ないんですか…!?今のところ週1更新の予定なので…待ってていただければ嬉しいです！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 数少ないフレッドの夢小説の中でもめちゃめちゃ好きです、、 続きが楽しみです (2021年10月18日 0時) (レス) @page3 id: 532f7d93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年10月17日 20時
