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グリフィンドールのテーブルに近づきながら、途中で走り出したハーマイオニーは勢いのままハリーに向かって抱きつく。
Aもそうしたかったが、それよりも手前にフレッドの姿を見つけて足を止めた。
｢A！｣
フレッドが立ち上がって両腕を大きく広げると、Aは小走りにその腕の中に飛び込む。
グリフィンドールのテーブルの歓声が一際大きくなった。
｢おかえり｣
そう言って抱きしめる腕を解いたフレッドの目が潤んでいるのを見て、Aは言葉をなくす。
流れそうになる涙を隠すようにして、もう一度フレッドに抱きついた。
｢おかえり、A｣
ぎゅっと背中の方からはジョージに抱きしめられて、Aはサンドイッチ状態になる。
｢ふふっ、苦しい｣
｢ジョージ！離れろよ｣
｢やだね、俺だってAを待ってたんだから｣
溢れそうだったAの涙は少しだけフレッドのパジャマに染み込み、笑いながら大人しくされるがままになった。
｢･･･A｣
そこにジニーがおずおずと近づいてきて、ようやくAは解放された。
顔を曇らせて目を潤ませるジニーが口を開く前にAは自分より小柄な体を抱きしめる。
｢大変だったのに気づいてあげれなくてごめんね｣
腕の中で声をあげてジニーが泣き始めたので、Aはその背中を優しくさすった。
ジニーが泣き終わったあとは、フレッドとAの間に座らせて宴会を楽しんだ。
深夜も2時を過ぎた頃、ジニーはあくびが止まらなくなり眠たそうに目を擦る。
｢私、今日は医務室に泊まるように言われてるの｣
言う間もあくびをするジニーは、いまにも瞼が落ちそうだ。
｢フレッドと私でジニーを医務室に連れて行ってくるわ｣
｢俺行こうか？｣
｢大丈夫、ずっと石だったから体動かしたい気分なの｣
気遣ってくれるジョージにそう言い、眠そうなジニーの手をとってAは立ち上がる。
広間を出てからフレッドにおんぶされたジニーは医務室に着くまでに眠ってしまった。
起こさないように静かに扉を開くと、そこにはウィーズリー夫妻とマクゴナガルの姿があった。
｢A！あなたも襲われたんですってね!?大丈夫？どこも痛くはないかしら!?｣
｢おばさま、大丈夫ですっ･･･｣
｢無事でよかったわ｣
姿を見るなり無事を確認するモリーにきつく抱きしめられ、Aは押しつぶされそうになりながらも答える。
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しらたまコ(プロフ) - ももさん» すごく嬉しいお言葉ありがとうございます😭💓ですよね！ハッピーエンドがいいですよね😂きっとそうなります！ (2021年10月31日 19時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - フレッド夢はあまり見ないので楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです🥰できれば、ハッピーエンド希望です😢 (2021年10月24日 22時) (レス) id: b1f2f46f6f (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 七海さん» ありがとうございます！フレッド夢って数少ないんですか…!?今のところ週1更新の予定なので…待ってていただければ嬉しいです！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 数少ないフレッドの夢小説の中でもめちゃめちゃ好きです、、 続きが楽しみです (2021年10月18日 0時) (レス) @page3 id: 532f7d93b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年10月17日 20時
