Zero To Hero ページ2
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長い森を抜けると黄金の壁のスタジアムがあった。
｢10万人
驚くAの顔を読んでアーサーが言う。
周りの熱狂的な興奮の波が伝わるように、Aもずっとソワソワしっぱなしだ。
全財産を魔法省の魔法ゲーム・スポーツ部の部長であるバグマンとの賭けに渡したせいで、財布に何も残っていないフレッドとジョージの為に飲み物を買ってあげたAは、用意された最上階の貴賓席までの階段を上る。
最上階のボックス席は2つのゴールのちょうど真ん中にあった。
満員の客席に黄金のスタジアムが神秘的な光を放っている。
見下ろした圧巻の景色にAは頬を染めた。
｢こりゃ二度とない良い席だろうな｣
｢親父様に感謝しなくちゃだ｣
両隣ではしゃいでいる双子に、Aは忘れてはいけない現実を思い出させるように口を開く。
｢あなた達が賭けた37ガリオン、15シックル、3クヌートのことだけど･･･大丈夫なの？貯金の全てでしょ？それにスニッチはブルガリアのクラムが捕るのにアイルランドチームが勝つなんてありえるの？｣
｢おや？お勉強は出来るのにAはクィディッチはあんまり賢くないな｣
小馬鹿にするそのフレッドの言葉に少しムッとするが、振り向いて目が合うと笑ってしまってダメだった。
フレッドも最初こそ、やり過ぎなフェイスペイントを落とそうかと思ったが周りのウケもいいし、何よりもAが本当に楽しそうなのでそのままにしている。
｢分かるわよ！スニッチを捕まえれば150点だから、アイルランドが150点以上点差をつければクラムが捕っても勝てるわ｣
｢分かってるじゃないか｣
｢まぁ、そんな予想してる奴はいないだろうけどな｣
｢でも、あれはあなた達の全財産で、外すようなことがあればスッカラカンなのよ？どうするの？注文を受けても材料買えないし、新商品の開発も出来なくなるのよ？｣
フレッドとジョージは自信満々だが、Aは不安でしかない。
モリーに注文書を燃やされて、悪戯グッズを没収されたところでこの2人がWWWをやめるわけがないのにお金が無ければどうやって続けるというのだろう。
｢ホグワーツにも在庫はあるし何とかなるよ｣
ジョージがそう言うとフレッドも頷く。
Aがまだ何か言おうとするとブルガリアチームのスタンドの歓声がワッと上がった。
｢おい見ろ、ヴィーラだ！｣
フレッドの指した方を見ると100人程の女性がピッチに現れて音楽と一緒に踊り始める。
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
