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フレッドの目が楽しそうに見開いたのをAは見逃さない。
続きを聞きたそうにしてくる視線にわざとらしく咳払いをしてからAは口を開いた。
｢老け薬と縮み薬じゃ材料が全部一緒ってわけじゃないもの。それぞれの薬を応用させたものだと思う。つまり、あなた達はわざわざこの薬を作ったんだわ。私に選んでもらいやすいように邪悪な薬との3択にしてね｣
｢ハハッ、正解！絶対に選んでもらえるようにな｣
｢でもどうして解毒薬を作らなかったの｣
｢時間がたてば戻るからいいだろうって思って。授業のことまで考えてなかったよ、ごめんな｣
上目遣いでシュンと眉を下げたフレッドの表情にAは弱い。
本当に授業のことなんて心配していなかったのだろう。
｢いいわ、賭けに負けたのは私だしね｣
談話室に着くとテーブルの上には2人分には多すぎるような夕食が皿に盛られていたが、食べ盛りのフレッドと体が小さくなってもよく食べるAには関係なくあっという間に空になった。
ふぅ、とAがひと息つくのと同時に皿はパッと消える。
｢ちっちゃい時から大食いだったのか？｣
｢もう少し違う表現できないの？うん、そうね･･･どうだったかしら。たぶん普通だと思うわ｣
｢じゃあ大食いだったな｣
ケラケラと笑われる悔しさからAが頬を膨らませると、フレッドの大きな手がそれを簡単につぶす。
口から漏れた間抜けな空気の音に2人で笑った。
そうしている内に大広間で夕食を終えたグリフィンドール生達がぞろぞろと帰ってきて、真っ先にやってきたのはロンだった。
｢A！大丈夫なの？｣
｢授業には差し支えそうだけど平気よ｣
｢これは僕だから言えるけど、フレッド達の発明のほとんどはくだらないものだ！｣
散々フレッドとジョージの悪戯で痛い目を見ているロンの言葉は説得力がある。
思わずAは笑ったが、くだらないと言われたフレッドはもっと笑っている。
｢ロン、教室移動のときに私が困ってたら助けてくれる？｣
｢もちろん！｣
｢A!!｣
入口のほうから大きな声で名前を呼ばれてそちらを見るとアンジェリーナだ。
そのすぐ後ろにハリーの姿も見えて、ロンはそそくさと男子寮の階段を登って行ってしまった。
｢まぁ！A!!｣
｢アンジェリーナ！･･･苦しいわ｣
Aは思いっきりアンジェリーナに抱きしめられて、窒息寸前のところでフレッドに救出される。
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
