扉を開けて ページ32
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あぁ、どうしよう･･･。
この扉の向こうにはエマが、レイが、みんながいる。
寝室のドアを少し空け、Aは書斎の様子をうかがっていた。
すでに泣きそうだ。
懐かしい家族がそこにいる。
それでもAは、中々は踏み出せないでいた。
会いたいけれど、怖い。
ノーマンとラムダで再会した時を思い出してしまう。
本当のことを話さなければいけない。
軽蔑されたら、嫌われたら。
家族じゃないと言われてしまったら。
そう考えて足がすくむ。
しかし、呼ばれた。
｢みんなの部屋に案内する前に、会ってほしい人がもう1人いるんだ｣
ノーマンの声が聞こえた。
出ていかなければ、と思うのに足が動かない。
どうしようと思っていると、扉が開いてノーマンが迎えに来たことを知る。
｢大丈夫だよ、A｣
ノーマンの静かな言葉に勇気をもらい、手を引かれてAは踏み出す。
｢え･･･｣
ノーマンに手を引かれて入ってきたA
に一同が騒然とし、どこからか戸惑うような声が聞こえた。
｢A･･･？｣
｢エマっ･･･｣
｢Aだっ!!｣
ノーマンの手を離れ、お互いの存在を確認するようにAとエマは抱きしめ合う。
｢本当にA？そっくりさんじゃないよね!?｣
｢うん、･･･うん。本物だよ｣
｢よかった･･･生きててよかったぁ｣
ギルダやドン、トーマ達までAを囲みはじめる。
それをノーマンは微笑みながら、レイは信じられないとでも言いたげな顔で見ていた。
ふと、Aが顔をあげレイと目が合う。
｢レイ･･･ごめんね｣
｢っ、馬鹿やろう･･･｣
涙を流したレイに、Aは涙を堪えて微笑んだ。
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おん - もうやめましたか…？ (2020年8月10日 14時) (
レス) id: 79df10e130 (このIDを非表示/違反報告)
レンリ - 戻って来て下さい！ (2020年8月9日 9時) (レス) id: cff600fdbd (このIDを非表示/違反報告)
奈津子(プロフ) - 更新お願いします！ (2020年5月10日 0時) (レス) id: 55bc886d22 (このIDを非表示/違反報告)
沙綾 - 新刊発売されてま〜す。続き楽しみにしてます。 (2019年12月14日 23時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - もちもち桜餅さん» お返事遅くなってすみません(><)ちょうど再会編に手を出していたので、書き終わってからお返事しようと思っていました！無事に円満な再会を書けたので安心して読んでください(><) (2019年6月21日 1時) (レス) id: 579bce1089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2019年5月24日 1時
