17歳迅、ブラコンですが何か！？【WT】 (ページ16)

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強ページ16

『「頼りになる」…とても、ありがたいお言葉です。私は隊員の中でも古株と言いますか、昔から所属しているので私自身、自分は戦えると思っています』

「それなら」

『ですが。適材適所、という言葉がありますよね？私は1つの地区を1人で避難誘導させました。そうすることで、他のB級、A級隊員の力を他の面に回した。実際それで私の担当した地区には被害が出ていません』

「どっ…どう聞いても、自慢のように聞こえますが」

『そう聞こえてしまうのならそれで構わないです。それでもいいから知って欲しい。ボーダー隊員はそれぞれ「意味のある行動」を取っています。1番、最善だと思う行動を取っています。だから三雲隊員も、上も、会見で話したような行動を取りました』

宇「A…」

迅「…」

『今、遠征への準備が着々と進められています。新しい情報に困惑したり、どんな物なのかと興味が出るのも分かります。…それでも、今は少しお待ちいただけませんか。ボーダーに送られてくる数多くの手紙も、隊員に押しかけるのも、やめて頂きたい』

「それはっ」

『支えて下さる皆様にはいつも感謝しています。皆がそう思っています。……必ず皆様の大切な御家族、御友人、持てる力の全てを使って連れて帰ります。どうか、お待ち下さい』

「じ……迅さんはメディアへの出演が多いですし隊にも入っていませんが本当に大丈夫なんですか？？言葉に責任が持てますか？遠征に行っても逆に近界民にやられるのではないですか？」

犬「あれ、もう相手にしなくていいんじゃない？」

荒「会長」

蔵「…俺が止めて」

『持てます』

「！」

『私はアイドルでも役者でもありません。人に「見せて楽しませる」ためにここに立っているわけじゃない。私はボーダー隊員です。訓練を積み、「守る意思」を持ってここにいます』

迅(…Aは強いよ。本当に)

『先程は「戦えると思う」…と言いましたが………素直な言葉で言います。

私、強いので大丈夫です。わざわざ(・・・・)ご心配、ありがとうございます』ニコッ

「っ……しゅ、取材にご協力ありがとうございました！」

『………ふぅ』

…ちょっと最後言い過ぎたかな〜……まぁいっか。向こうも結構バカにしてたし

宇「A！！大丈夫！？」

『わっ、栞？…ってか結構みんないるじゃん！お兄ちゃんまで！？』

迅「カッコよかったよ、A」

『！…ありがと！！』