17歳迅、ブラコンですが何か！？【WT】 (ページ15)

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取材ページ15

「ボーダー隊員ですか！？」

「ち、違います…」

「先日の大規模侵攻についてどう思われますか！？」

「ちょっと急いでるので…」

「クラスに隊員の子はいますか！？」

「えっと…」

『あの』

「！……アナタは！！」

ニコッ『私が質問でも何でも答えるので、他の子に話しかけるのはやめて下さい』

宇「え！？Aが取材に……！？！」

三「うん…多分この前のことについて結構聞かれると思うし、Aちゃん名前出してないのに大丈夫かな…」

氷「他の隊員もいないし庇って貰えないもんね。生放送ではないはずだけどいい様に編集されるだろうし…A、何で行ったんだろう」

宇(A結構すぐに顔に出るし言うこと言っちゃうし仲間を貶されたら我慢出来ないしまずいんじゃ…)「ちょ、ちょっと私行ってく」

迅「宇佐美」

宇「！迅さん…！！Aがっ」

迅「分かってる。大丈夫だよ、Aは」

「では、これから嵐山隊と共にボーダーの宣伝活動に尽力されている隊員さんにお話を伺っていきたいと思います！！六頴館高等学校の生徒さんだったのですね…！学生さんであることも公表されるのは初めてかと思われますが、お名前はやはり公表されないのでしょうか？」

…大規模侵攻のことだけじゃないんだね

私の名前なんて聞いて何になるんだか

『迅、Aです』

「！！」

嬉しそうな顔しちゃってさ〜…まぁそりゃそうか、今まで頑なに名前出すの嫌がってた奴が自分の番組で言ってくれるんだから

お兄ちゃんに迷惑かかるかもと思って言ってこなかったけど…まぁ、大丈夫だよね

「大規模侵攻についてですが、迅さん自身はどのように思われていますか？？」

『ボーダー隊員各々が持てる全ての力で戦ったことで被害を最小限に抑えることが出来たと考えています』

「迅さんは大規模侵攻では何をされていたのですか？」

『主に避難誘導ですね』

「それはＣ級隊員には任せられなかったのですか？？」

『…会見でも開発室長が話していましたがＣ級隊員には脱出機能が付いていません。それに、Ｃ級隊員のトリガーは正隊員のものとは違います』

「Aさんは嵐山さんからよく「頼りになる」と言われていますが、それが本当なら戦いに参加した方がよろしかったのではないですか？？」

荒「「本当なら」って何だ、」

蔵「待て、荒船」

好奇の目が向けられる

ほんっと、つまんないな