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一話 ページ3

「・・・・・」


遮光カーテンから僅かに漏れる朝日で目を覚ます。


昨日、膝を抱えたまま寝てしまったのだろう。
足が痛い。


足を伸ばして、曲げて、伸ばして曲げて。


軽く伸びをして立ち上がる。




なるべく音をたてないようにドアを開けて、
廊下に出る。


埃一つないピカピカのフローリングの床と
染み一つない壁に私の影が写る。


「はぁ・・・」


ため息を小さく吐いて、数十歩歩いた先にあるドアを開ける。


「彩葉様・・朝です」


ドアの先は白とピンクで埋め尽くされた部屋だった。

部屋のすみにあるベットの上に、一人の少女が寝ていた。


夢野彩葉。それが少女の名前だ。


「んぁ?
うっさいな・・・・もう少し寝かせてよ」

「ダメですよ。遅刻してしまいます」

「あ〜?
だってまだ間に合う時間でしょ?」

「また学校に遅れてしまいますよ?」

「は?
あれはアンタが悪いんでしょ?」

「・・・・・・」



口を閉じる。

数秒、二人とも喋らない。



「あーあ。目、覚めちゃったじゃん
で? 今日の朝ごはんなに?」


飽きたような顔をして起き上がる。



「トーストとベーコンエッグです」

「ふーん
んじゃ、早いとこ出てって」

「・・・わかりました」


パタン、、と扉を静かに閉める。


「はぁ・・・」


深い、深いため息を吐いた。

二話→←一章 召し使い



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設定タグ:シリアス , 学園   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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秋葉まこ - 雨飴さん» はいっ!お互い頑張りましょう!! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 5673d41816 (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 「夕霧」さん» コメありがとうございます! 描写は頑張っていたのでそう言っていただけると嬉しいです! 自分のペースで頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 秋葉まこさん» 早速来てくださったのですか!? ありがとうございます! そう言ってもらえて良かったです。秋葉まこさんも頑張って下さいね! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
「夕霧」(プロフ) - とても面白かったです!!。読みやすいし、描写もしっかりしていて、あと設定からおもしろいですし。これからも更新頑張って下さい (2017年9月24日 9時) (レス) id: c5d4c961eb (このIDを非表示/違反報告)
秋葉まこ - 自分のペースで頑張ってください!応援してます!! (2017年9月23日 21時) (レス) id: 5682f31475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨飴 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年9月23日 19時

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