九話 ページ11
私が隣に座ると茅野さんは、なぜか嬉しそうな顔で色々なことを喋り始めた。
｢俺は一年B組なんだ。夢野さんは？｣
｢一年D組です｣
｢へぇ〜あ、D組って成績学年トップの人居るクラスじゃない？｣
｢いますよ･･･｣
それ私だ･･･
この学校は学年トップなら学費を一学期分免除してくれる。
だからお母様が、この学校に入っていいと言ったのだ。
｢やっぱり？
やった、当たってた！｣
なにが嬉しいのか小さくガッツポーズをする。
｢じゃあさ、夢野さんって部活入ってたりするの？｣
｢帰宅部です。色々忙しいので｣
｢そーなんだ。俺も帰宅部、一緒だね！｣
間髪いれずに質問してくる。
それは結構どうでも良いことで、茅野さんはなにが目的なのか全く掴めなかった。
ずいぶんと早く時間が過ぎたように感じ、休み時間が終わったことを告げるチャイムが聞こえた。
｢あ、休み時間終わっちゃった。
貴重な休み時間、奪っちゃってごめんね｣
｢いえ･･･そんな｣
立ち上がる茅野さん。
｢･･･ここってさ、夢野さんお気に入りの場所でしょ？｣
唐突に聞かれる。
意味がわからない。
どうしてそんなことを聞くのか･･･
｢？｣
｢あー･･･明日も来ていいかな｣
え、なんでそんなこと聞くんだろう。
私の場所なわけないのに。
｢良いですよ。別にここ、私の場所ってわけじゃないので｣
｢本当！？ じゃあ、また明日っ！｣
｢え、あ、はい｣
そう言い残して屋上から出ていく茅野さん。
"また明日"って勝手に約束して。
結局なんだったんだろう。茅野さんって。
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秋葉まこ - 雨飴さん» はいっ！お互い頑張りましょう！！ (2017年9月24日 10時) (
レス) id: 5673d41816 (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 「夕霧」さん» コメありがとうございます！ 描写は頑張っていたのでそう言っていただけると嬉しいです！ 自分のペースで頑張りますのでよろしくお願いします！ (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 秋葉まこさん» 早速来てくださったのですか！？ ありがとうございます！ そう言ってもらえて良かったです。秋葉まこさんも頑張って下さいね！ (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
「夕霧」(プロフ) - とても面白かったです！！。読みやすいし、描写もしっかりしていて、あと設定からおもしろいですし。これからも更新頑張って下さい (2017年9月24日 9時) (レス) id: c5d4c961eb (このIDを非表示/違反報告)
秋葉まこ - 自分のペースで頑張ってください！応援してます！！ (2017年9月23日 21時) (レス) id: 5682f31475 (このIDを非表示/違反報告)
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