友達 / ３ ページ3
◤
『本当に来ちゃいました、笑』
あれから１ヶ月。
例の店員の子が俺たちの漫才を見に来てくれたみたい。
合計十数人にもなるファンの方々の最後尾に、ひょっこりと現れた。
都「えっ、いつもいる店員さんだ…！」
後「瀬名さん…？」
『あ、はい！瀬名Aと申します』
石「えっ、拓実なんで知ってた…？」
後「名札覚えてた」
石「いやすご笑」
１人で来たのかな。
確か友達と来るって言ってたはず。
握手もサインも写真すらも求めないから、れっきとした俺らのファンではなさそうだ。
『あの…四千頭身さんって、９６年生まれですよね？』
都「うん、９７の早生まれとね！」
『じゃあ…同い年です！』
都「あ、マジ？」
後「そんな敬語使わないで…」
『…分かった。じゃあタメで話す…！』
都「うん！！」
なんだその笑顔は。
俺は会話に混ざってないけど、見ててこっちまで楽しくなるような…友達に、なりたくなるような。
そんな笑顔。
*
１ month later …(１ヶ月後)
『わっ！』
石「えっ…あ、瀬名さん」
四千頭身がよく使う待ち合わせ場所の駅前に立っていると、瀬名さんがいた。
"わっ！"とかそういうことするんだ。
『Aって呼んでよ笑』
石「あぁ…じゃ、そうする」
『わーい。今何してるの？』
石「拓実と都築待ってる。そっちは？」
『こっちも友達と待ち合わせ。ちょっと早く来ちゃう癖あるから笑』
石「分かる」
『来るまで話しとかない？』
石「うん」
それからは週一であの居酒屋で会って、たまにこの待ち合わせ場所で会って。
待ち合わせ相手が来るまでいろいろ喋るようになった。
Aのこともいろいろ知った。
今は大学生で、居酒屋はバイトだということ。
頭が良いこと、お笑いはあまり知らないこと。
そして連絡先も交換した。
３人の中で俺だけが彼女の友達で、少し早く来てたわいない話をしている。
俺はその事に、少し優越感を感じていた。
まぁ結局、半年くらいでバレて都築と拓実も友達になったんだけど。
◣
ちなみに今、Aさんはテレビ局で働いています！(たまに廊下ですれ違う)
石「ちなみにその仕事勧めたのは俺だからね？」
『はいはい感謝してるから笑』
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せきはん(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます。亀ですが頑張ります！ (2020年4月1日 18時) (
レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
リモル - がんばってください！ (2020年4月1日 1時) (レス) id: 55a6ac47ee (このIDを非表示/違反報告)
せきはん(プロフ) - 歩菜さん» わぁあありがとうございます！それでは"俺"に統一させていただきます。更新頑張ります！ (2020年3月30日 15時) (レス) id: 04a8f1658b (このIDを非表示/違反報告)
歩菜(プロフ) - バシくんは僕とも俺とも言いますが、どちらかと言えば俺の方が多い気がします。つづさんやごたくんも一人称は俺です。面白い小説を書いて下さりありがとうございます。更新頑張ってください！ (2020年3月30日 13時) (レス) id: c168c8bc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せきはん | 作成日時：2020年3月27日 22時
