Sweet And Bitter Days (ページ10)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:142,821 hit

昔のようにページ10

you

「普通幼なじみのこと忘れる！？ドンへ酷い‥。」

昔のように、わざと泣き真似をしてみる。

忘れてしまったのは悲しいけど、仕方ない。

だから、思い出してほしい。

DH「わわっ！ごめん！ごめん、A！俺が悪かったから泣かないで？」

全く昔と同じセリフを言うドンへがなんだか可笑しい。

少し笑いを堪えていると、ドンファオッパの笑い声が聞こえてきた。

D兄「はははっ！久しぶりに会ってもお前たちは全然変わってないな！A、泣き真似はもう止めな？ははっ。」

DH「‥えっ？泣き真似‥？‥あっ！ヤー！A！また騙したな！」

″また″ってことは、思い出してくれた？

「えへへっ、ごめんねドンへ？でも忘れてたドンへも悪いからおあいこね？」

DH「ああ。でも本当久しぶりだな。えっ？何年振り？？っていうか、何で俺忘れてたの？」

D兄「知らないよ。俺だって忘れてるなんて思わなかった。」

DH「ヒョンだけAとずっと連絡とってたの？なんか、ヒョンずるい。」

‥そういえば、昔もよく私とドンファオッパだけで遊んでるとヒョンずるいって言ってたな。

ドンへがアイドルになったって聞いたときはすごく遠く感じたけど‥

そんなことないかも‥。

あの頃の様に言い合うドンファオッパとドンへのやり取りをまた見られることにすごく喜びを感じた。

DH「あれ？でも何でA韓国に？」

そうやって1テンポ遅れてやってくる疑問も相変わらずだ。

「私また韓国で暮らすことにしたの。」

DH「えっ！？マジで！？‥ははっ！Aおかえり！」

そう言って満面の笑顔を見せてくれたドンへに不覚にもドキッとした。

だって、その笑顔は昔と変わらないはずなのにすごく格好良かったから。

変わらないと言ってもそこには確かに私の知らない10年分のドンへが垣間見れた気がした。