Sweet And Bitter Days (ページ46)

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人気者タイプページ46

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何だか慌てるようにして帰って行ったリョウクのティーカップを片付けていると、玄関の方が少し騒がしいのに気が付いた。

ドンへが来たのかな？

急いで手を拭き、玄関へ向かうとちょうど玄関を開けたドンへとヒョクの姿が見えた。

「ヒョクも来たんだ？」

EH「ははっ、来ちゃった。」

歯茎を見せながら独特な笑みを見せるヒョクにつられて、笑顔になる。

それとは対象に険しい顔をしているドンへが口を開いた。

DH「‥リョウクは？」

帰ったことを伝えると、はぁー‥と深いため息をしたドンへに嫌な予感がする。

私何かした？？

「とりあえず、あがったら？」

と促すと″お邪魔しまーす″と言うヒョクに続いて何か言いかけた口を閉じて靴を脱ぎ始めたドンへ。

よし！このまま忘れてくれれば‥！

忘れろ～忘れろ～

ドンへの怒りの原因が思い当たらない今はそうやって念じることしかできない。

DH「ヒョク！それ俺の！」

突然大声を出したドンへに驚いて、指差す先を見るとドンへ専用のスリッパを履こうとしているヒョクがいた。

EH「えっ？えっ？」

と戸惑うヒョクに″ごめんね、それドンへ専用スリッパなの″と私が言い足すと‥

EH「あぁ。じゃあ、俺専用も作って！」

とおどけたように言うヒョクにクスリと笑ってから″良いよ、次までには用意しておく″と告げる。

昨日も思ったけど、ヒョクは周りを笑顔にするのが上手いよね。

小学校の頃とかにいた人気者タイプ。

ドンへとはまた違うタイプの人気者。

そう考えると、ドンファの言った″韓国では知らない人はほとんどいない″と言った言葉も頷ける気がした。