Sweet And Bitter Days (ページ3)

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もう一人の幼なじみページ3

you

「おば様は元気？」

隣でハンドルを握るドンファオッパに訊ねる。

私の知ってる頃のオッパの移動手段は自転車で、それほど時が流れたんだと実感する。

D兄「ああ、元気だよ。Aに会いたがってた。」

でも笑顔で答えてくれるオッパはあの頃のままで少しホッとする。

「私も会いたい。」

優しいおば様の笑顔が思い浮かぶ。

‥会いたいな。

「そういえば、ドンへは？」

D兄「あいつも元気だよ。相変わらず忙しそうだけど。」

「忙しい？仕事が？」

D兄「うん。ほら海外飛び回ってるだろ？この間まで中国だったし‥今は韓国にいるけど。」

「え？ドンへって何の仕事してるの？」

D兄「えっ？A知らなかったっけ？？」

「うん。」

D兄「アイドルだよ。」

アイドル‥？

えっ？アイドルって？

オッパの口から出た言葉はとんでもなく予想外で‥

「えーっ！？アイドルって‥？」

D兄「あっ、ほら。あそこ。ドンへの写ってるポスター。」

しらっと言うドンファオッパの指さす先にあるのは数人の男性の中に、昔の面影の残るドンへがいた。

「‥‥ドンへだ‥。」

D兄「だろ？ははっ。」

暢気に横で笑っているドンファオッパは昔からしっかしているのに、どこか少し抜けてるところがあって相変わらずだなと思わずにはいられなかった。

そして、久しぶりの幼なじみとの再会は私の一方的で強烈なものとなった。