Sweet And Bitter Days (ページ1)

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新たな決意ページ1

you

人生の転機というものはある日突然やってきたりする。

「ジヘ、私韓国に戻ることにしたよ。」

JH「やっと決めてくれたのね！ありがとう。じゃあすぐに必要な書類送るね。」

私の場合、それは両親の死だった。

旅行中の交通事故。

それは仲の良い両親らしく、最後まで一緒なんだね‥と妙に納得してしまった。

もちろん両親の死はとても悲しいものだったし、葬儀が終わった今、虚無感におそわれそうなのを必死に抑えている。

ただ、成人して社会人にもなれば生活のために働かなければいけないことくらい分かっていた。

だから普通に会社へ行き仕事をこなしていた。

でも家に帰ると一人は寂しくて‥。

学生時代に知り合ったジヘに韓国の会社で働かない？と以前から声をかけてもらっていた。

良い機会だと、遂に今日私は韓国に戻ることを決意した。

決め手になったのは、幼なじみであるドンファオッパの一言。

D兄「俺たちもAの家族だよ。母さんもAのこと心配してる。韓国戻ってこいよ。」

私がアメリカに行ってからもずっと連絡を取り合っていて、オッパはいつも私を本当の妹のように接していてくれた。

「そうだね。私韓国戻るよ。」

D兄「ああ、そうしろ。俺も安心だ。」

韓国か‥。

ドンファオッパとの電話を切って、少し昔のことを思い出す。

そういえば、ドンへは元気にしてるかな‥？

ドンファオッパとはずっと連絡をとっていたけど、もう一人の幼なじみであるドンへとはアメリカへ来て以来連絡を取っていない。

懐かしいなー‥。

そんな昔のことを懐かしんでいたかったけど、私にはそんな暇はなかった。

慌てて遺品の整理、会社の引き継ぎ、渡韓の準備に追われる日々がやってきた。