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私が落ち着いてから、事務所にサセンが来たことを話した。
軽いけれど怪我はハニオッパに手当てしてもらったことも。
私の話を最後まで大人しく聞いてくれたミンギュは、私が話し終わる頃にはすごく落ち込んだようにシュンとしていた。
MG「そんなことがあったんだ…ごめん、そばにいられなくて…」
A「ううん、なんてことないよ！怪我って言っても手首を掴まれただけだし」
MG「でも一歩間違ってたら、」
言いかけて言葉に詰まるミンギュ。
ごめん、とだけ言って、私の視界に何も入らないように私を包み込む。
言葉にすればまた恐怖が蘇ると思って言わずにいてくれたんだろうな。
気を遣ってくれるミンギュに申し訳なくなった。
MG「とにかく、Aが無事でよかった…」
A「ごめん、心配させて」
MG「なんで謝るの〜、Aは謝らなくていいんだよ」
A「ありがとう」
またギューっと強く抱きしめて安心させてくれるミンギュ。
ミンギュがそうしてくれるだけで、私は十分安心できた。
MG「それにしても、よく手首の怪我だけで済んだね、やっぱりAの反射神経はすごいよ」
A「あ、違うの。これは、ボナが助けてくれたから」
MG「ボニちゃんが？」
A「うん。私がサセンに襲われてるのを一番に見つけて助けてくれたの」
MG「そうだったんだね、ボニちゃんにもお礼を言わなきゃ」
Aもよく頑張ったね、とミンギュはポンポンと私の頭を撫でてくれた。
練習室を出て2人で宿舎に帰る。
帰りに美味しそうなチキン屋さんを見つけてチキンを買って帰った。
……半分くらい空腹ホランイに食べられたけど。
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作者名：ｻｸｻｸﾊﾟﾝﾀﾞ | 作成日時：2023年8月9日 7時
