April shower 2 ［SEVENTEEN］ (ページ28)

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※重い話になります。自衛お願いします。

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翌日は次のカムバの準備で、午前中のみのスケジュール。
朝からお昼まで、今日はずっと新曲の振り入れだった。
今回は私とチャニで考えた振り付けが採用されて、2人でメンバーたちに振り入れをしていた。

SC「じゃあ一旦休憩入れるか」
JH「A〜、オッパにお水買ってきて〜」
A「もー、人使い荒すぎますよハニオッパ」
JS「僕もお願いしたいな〜」
A「仕方ないなあ、今回だけですからね！」

ジスハンオッパに命じられ、1人で事務所の休憩所にある自販機に向かう。
私もサイダーか何か買おうかな〜。
そんなことを考えながら休憩所に着いた時だった。

「やっと見つけた！チェ・A！！」
A「え、」
「SEVENTEENにあんたは必要ない！出ていけ！」
A「わっ」

知らない人の声。
声のした方に振り返ると、知らない女性が私に掴みかかってきた。
強い力で右手首を掴まれる。
女性の爪が皮膚にめり込んで痛い。

「私があんたを消してやる！」

そう叫びながら振りかざした女性の右手には、ナイフが握られていた。
あ、刺される。私はこのまま刺されて死ぬのか。
反射的に目を瞑った瞬間、体が右に傾いた。
目を開くとそこには…

A「ボナ！？」
BN「Aさん、大丈夫ですか！？」

ボナが女性を押し倒し、女性はナイフを手放していた。
その隙にボナがナイフを自販機の下に蹴飛ばした。
私を立ち上がらせたボナは、盾になるように私の前に立った。

「邪魔するな！」
BN「Aさんに手出しはさせません」
「はあ？もしかしてあんたも関係者？」
BN「そう言うあなたは誰ですか？」
「私はたくさんのCaratのためにここにきたの、みんなのためにその女を消してやるんだから！」

ああ、この人、いわゆるサセンってやつだ。
今まで経験したことなかったけど、サセンってこんな感じなんだ。
事務所に乗り込んでくるなんて、よっぽど私のこと嫌いなんだな、この人。
なんて呑気なこと考えてる間に警備員のおじさんが来て女性を取り押さえた。