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A「おはようございます!」
SM「おはよう〜」
BN「おはようございます、Aさん!」


いつものように私のメイク室に入る。
うん、いつも通り。
そしてボナの首元を確認した。
私のネックレス。
絶対に返してもらうから。
少し出てくるね、とスミンオンニが部屋を出て行った隙に、ボナに話しかける。


A「ボナ」
BN「はい?」
A「もう私たちのこの関係は終わり。もう写真は撮らせない。そのネックレスも返して」
BN「あー、じゃああの写真をネットに流していいんですね?」
A「…ミンギュから聞いた。ボナ、ミンギュに脅されたんでしょ?」
BN「!」
A「ミンギュはあの写真を警察に見せるって言ってたけど」


ミンギュはそんなこと言ってない。
でもこうでもしなきゃ、きっとまた舐められちゃうから。
嘘だとバレないように慎重に、話を私のペースに持っていく。


A「警察があの写真を見たら、あなたはきっとすぐに逮捕されるでしょうね?」
BN「…」
A「ミンギュを止められるのは私だと思うけど…どうしようかな」
BN「…………チッ」


舌打ちをしたボナは、首にかかったネックレスを外し、少し乱暴に渡してくれた。
私の手元に戻ってきたネックレス。
やっと、返してもらえた。
ミンギュ、やったよ。
ちゃんと返してもらったよ。
心の中でそう告げる。


私はやっと、地獄から解放された。

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作者名:サクサクパンダ | 作成日時:2023年8月9日 7時

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