April shower 2 ［SEVENTEEN］ (ページ21)

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ミンギュと2人で部屋で待っていると、コンコンと扉をノックされる。
どうぞ、と呼びかけるとゾロゾロと入ってくる3人。
うわぁ、やっぱり風格が違うなぁ、なんて他人事みたいに考えて。
私とミンギュはピシッと座り直した。

SC「お待たせ」
WZ「で？話って？」
MG「俺たちのお付き合いを許してもらいたくて」

ミンギュがそう言った瞬間に場の空気が凍る。
マズかったかな、なんて顔で私を見るミンギュ。
私はミンギュに続いて、真っ直ぐ3人の目を見て話した。

A「前にスンチョルオッパに話した通り、ミンギュに気持ちがバレたら、SEVENTEENを辞めるつもりでした」
MG「えっ」
A「自分の思いがSEVENTEENにとっていい方に動くなんて思ってないし、たくさんの人に失礼になってしまうと思ってたから。でもいざお互いが想い合っているって知ると、やっぱり私にとってSEVENTEENもミンギュも大切だから、失いたくなくなってしまって」
MG「A…」
A「とても勝手な話だってことは理解しています。おこがましいってこともわかってます。でも、どちらも失いたくないから、どちらも取る選択肢をさせてください、お願いします」

勢いよく頭を下げると、ミンギュもそれに釣られて一緒に頭を下げる。
嘘偽りなく建前じゃない、私の本音。
3人もそれに応えるように真剣に、私たちのことを見ていた。
黙って話を聞いてくれていたスンチョルオッパが、やっと口を開く。

SC「ミンギュ」
MG「っ！はいっ！」
SC「俺たちとAだけで話をしても？」
MG「すぐ！すぐ出ていきます！！」

怯えたような声で答えたミンギュは、言葉の通りすぐに立ち上がって、部屋の扉に手をかけた。
扉を開けると…

JH「うわっ」
DK「危ないよ！！」
SG「ヒョン！痛いです！！」
MG「え！みんな！？」
DN「あーあ、バレましたね笑」
JS「3人だけに話すなんてずるいよね〜」
MH「やろうって言ったのはジョンハニヒョンとシュアヒョンだよ」
WN「でも全員聞きたがってたし」
VN「これは言い逃れできないですね笑」
JN「全員共犯だ〜笑」

部屋の外で盗み聞きしてたらしいメンバーたち。
見事に全員揃っていた。
ワイワイしているメンバーの横をすり抜け、中に入ってきたソクミナとミョンホ。
ソクミナの目には少し涙が滲んでて。
2人が優しく抱きしめてくれて、私まで涙が出そうになる。

DK「よく頑張ったね、A」
MH「おめでとう」
A「ありがとう、ソクミナ、ミョンホ…」