April shower 2 ［SEVENTEEN］ (ページ15)

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A「誰か、誰かいないの、ねえ、スンチョルオッパ、」

誰か、誰か…
メンバーの名前を呼んでも返事はない。
周りを見渡しても暗闇が続くだけで、人はいないし何もない。
真っ暗闇でひとりぼっち。
暗くて、寒くて、孤独な、寂しい空間。
闇の中から、声だけが聞こえる。

『プロ意識が低すぎる。これだからヨジャは』
『下心が丸見えで気持ちが悪い』
『やっぱりSEVENTEENにヨジャはいらない』
『早くいなくなればいいのに』
『私たちのSEVENTEENに近付かないで』

すべて私に宛てられたアンチコメント。
何年活動を続けても止むことはない。
辛い。心が痛い。怖い。

私は本当に、SEVENTEENでいいの？
ここにいていいの？

何度問いかけても出てこない答え。
考えることすら嫌になる。
誰の助けもない。
誰も私の味方はいない。
もう、耐えられない。

やっぱり私は、ここにいるべきじゃなかったんだ。