April shower 2 ［SEVENTEEN］ (ページ14)

今日:314 hit、昨日:153 hit、合計:153,149 hit

43 ページ14

.

ミンギュから一部始終を聞いてゾッとする。
そんな、私がミンギュを襲ったも同然じゃん…

A「待って、なんでミンギュはシャツ脱いでたの」
MG「部屋が暑くて。それに俺はいつもあの格好で寝てるから癖で…」
A「もう！紛らわしい！」

枕を投げつけるとスマートにキャッチされた。
でもよかった、問題は起こってるけど、大問題は一応回避したらしい。
ホッとしていると枕を置いたミンギュがまた私に急接近。
ミンギュの距離感、バグすぎない…？

MG「ねえ俺、酔ってないAに聞かなきゃいけないこと、たくさんあるんだけど」
A「う、うん…？」
MG「昨日のキスは覚えてないらしいから仕方ないとして…俺のこと、好き？」
A「え、えっと、」
MG「本当のこと言って。何も隠さないで」
A「うぅ…」

ここで言っていいのか。
ずっと伝えまいとしていた気持ちを、たった一夜の過ちで伝えていいのか。
私には判断できず黙り込むと、さらに顔を近付けるミンギュ。

MG「昨日のが嘘なんだったら、Aは酔ったら嘘つきのキス魔になるってことだけど？」
A「…」
MG「嘘つきなの？誰にでもキスするの？」

ミンギュの言葉が、私の癪に触って。
カチンと来た私はミンギュを突き飛ばした。

A「そんなわけないでしょバカ！！好きだからに決まってるじゃん！！」

驚いたミンギュは呆然としている。
なんだかいたたまれなくなって、私は部屋を飛び出した。