April shower 2 ［SEVENTEEN］ (ページ12)

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起き上がって部屋を見渡すと、テーブルにあるのは空になったビールや焼酎の容器。
それから、ウイスキーの瓶。
まさか…

A「ねえ、私もしかしてウイスキー飲んだ…？」
MG「うん、自分で飲んでたよ」

終わった。

私は実兄であるスンチョルオッパに鍛えられたおかげで、それなりにお酒には強い。
ビールも焼酎も問題なく飲めるし、お酒に飲まれることはない。
でも、ウイスキーだけはどうしてもダメ。
ウイスキーを飲めば、途端に自我を保てなくなるほどに酔って、自分でも何をするかわからなくなる。
だからスンチョルオッパにも、人前でウイスキーを飲むことは禁止されてたし、私もウイスキーには気をつけてたのに…

きっとミンギュと飲んでたせいで変にアガって、間違えて飲んじゃったんだ。
だから普段絶対大丈夫なのに今日は二日酔いだし、昨日の記憶がないんだね…

A「昨日、何があったの？」
MG「何、本当に記憶がないの？」
A「うん、何も覚えてない…」
MG「まじか…」
A「ごめん、私ウイスキー飲んだらダメなの」
MG「そうだったんだね…」

相当なショックを受けている様子のミンギュは、昨日のことを少しずつ話してくれた。